日本記憶術大会の種目とメモリーリーグの種目で、イメージの問題形式が違うと気づきました。日本の大会は5イメージのストーリーなので、そこはどのように対策されてますでしょうか?
このような質問をいただきました。
よく間違われやすいですが、「記憶術大会」じゃなくて「記憶力大会」ですね。
HiRo
まぁそんな細かいことは置いといて、質問に答えていこうと思います。
イメージの種目の問題形式の違い
質問者が言っている「日本の大会」というのは、2014年から毎年行われているジャパンオープン記憶力選手権のことを指していると思います。
ジャパンオープンはちょうど一昨日に7月開催が決定した大会ですね。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
http://tokyofriendlymemory.blog.fc2.com/
そしてこの大会のイメージ(IMAGES)の種目ではメモリーリーグのIMAGESとは少し問題形式が異なっています。
実際にはこんな感じです。
こちらは過去問なのですが、こんな感じで1行に5個つずつのイメージが並んでいます。
そして1ページに10行あり、全部で50個のイメージがあります。
採点は1行ごとです。
1行の順番が全て正解なら5点。1つでも間違えているとマイナス1点となります。
詳しくは日本メモリースポーツ協会の公式ルールブックを参照してください。
ちなみにこちらの形式はジャパンオープンだけでなく世界記憶力選手権や各国のオープン大会でも同様の形式で行われています。
HiRo
記憶の宮殿を使ってもいいし、使わなくてもいい
イメージの種目にはざっくりと2つのポイントがあると思います。
1つ目のポイントとしては
記憶の宮殿を使うか、使わないか
メモリーリーグの場合は30個のイメージを順番通りに記憶しないといけないので、記憶の宮殿を使っている人がほとんだと思います。(というか使わないと無理だと思う。)
しかし大会で行われるイメージの種目は1行ごとの並び替えですし、1行に5つしかないので記憶の宮殿を使わずに対処することもできます。
5つの順番を覚えるだけでいいので、5つを繋げてストーリーを作って覚えていくという方法でもいけますよね。
場所を使わずに、行ごとに全部ストーリーにして覚えていけばいいのです。
もちろん記憶の宮殿を使って覚えてもいいですよ。
ストーリーを作るよりも、場所に並べていったほうが記憶しやすいという人はそれでいいと思います。
記憶の宮殿を使うか、使わないか、両方試してみてどちらがやりやすいかを自分で探ってみましょう。
HiRo
5つ目は無視してもいい
2つ目のポイントとしては、
5つ目は無視して4つを覚えるだけでいい
1行に5つのイメージが並んでいますが、4つをきちんと覚えていれば別に5つ目は覚える必要はないんですよね。
4つの順番が分かれば、残ったものが必然的に5番目になりますので。
なので5つ目を無視して4つずつ覚えていく方法でもいいと思います。
問題用紙1枚には10行×5個の計50個のイメージがありますが、4つずつ覚える方法にすれば覚える数は40個でいいので、その分1枚当たりにかかる時間も短くなると思います。
ただ5つ目を無視するのは勇気もいりますけどね。
4つの記憶が粗かったりすると、本来なら見覚えがないのが1つだけのはずが、2つ、3つと出てくるときもありますし。。。
HiRo
でも1列に5個だけなので、2つや3つで迷っても勘でもけっこうな確率で当たりますし、ぼんやりとでもイメージが残っていれば、なんとなく正解っぽいのが選べたりもします。
1つの場所に2つのイメージを置く場合
記憶の宮殿を使うときに、1つの場所に2つのイメージを置いた方がやりやすい人もいると思います。
そういった人も5つ目を無視して4つを覚える作戦なら、1行を2個&2個に分けて覚えることができます。
1行を2つの場所に2つずつイメージを並べていけばいいのです。
自分がやりやすい方法を探してみよう!
イメージに限らず、どの種目にも言えることですが、記憶法は自分で決めていくのが一番だと思います。
トッププレーヤーたちが使っている方法が一番いいとは限りませんし、その方法が自分に合っているかも分かりません。
どんな記憶法があるのかを知り、いろいろと試しながら、自分に合う方法を見つけていくのがいいと思います。
瞬時にストーリーが作れる人もいれば、ストーリーを作るのが苦手な人もいると思います。
記憶の宮殿を使った方がやりやすい人もいれば、ストーリーだけの方がやりやすい人もいると思います。
5つ目は無視してもいいと書きましたが、手堅く5つずつ覚えていくのでもよいと思います。
いくつかある方法の中から自分にマッチした方法を見つけ出してみてくださいね!
HiRo