記憶術を使ってイメージ記憶に挑戦してみよう!
イメージのまま処理をする
世界記憶力選手権と呼ばれる記憶力を競う世界大会には様々な種目があります。
シャッフルされたトランプを順番通りに記憶する競技、ランダムに並べられた数字の羅列を記憶する競技、人の顔と名前を記憶する競技など様々です。そして競技の中には「写真の記憶」や「抽象的な図形の記憶」といったものもあります。
限られた時間の中でできるだけたくさんの写真や図形を記憶する為には、写真や図形をイメージとして記憶する「イメージ記憶」のスキルが必要になってきます。
写真を見て、それらをいちいち「猫が上を向いていて…」「ビルの前に車が止まっている」と言語化していては時間がかかってしまいます。瞬時に記憶していくには画像や図形をイメージのまま処理しなくてはいけません。
イメージのまま処理をするというとすごく難しい特殊なスキルのように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。トレーニングをすれば誰にだってできるようになります。
実際に挑戦してみよう!
言葉だけで説明していても分かりにくいと思いますので、実感してもらうのが一番だと思います。まずは実際にイメージ記憶にチャレンジしてみましょう!
こちらはMemory Leagueと呼ばれる記憶力のトレーニングができるサイトです。
ここには世界記憶力選手権の歴代チャンピオンをはじめ、世界各国の記憶アスリートたちも多数参加している記憶力の達人が集うサイトです。
初めて利用する時は「Sign In or Register」というところからメールアドレスを入力する必要がありますが、メール認証が済めば各種トレーニングを行うことができます。
Trainというところから6種類の種目が選ぶことができ、Imagesを選択すればイメージ記憶に挑戦することができます。
やり方はとっても簡単です。複数の写真が登場するので、それを制限時間の1分以内に順番通りに記憶していくのです。1分が経過すると自動的に終了になり、次に4分以内に写真を順番通りに並び替えていくだけです。
繰り返しトレーニングするには有料になりますが、1日3回までなら無料でできますので、ゲーム感覚でチャレンジしてみてください。
あなたのレベルはどれくらい?
いかがでしたでしょうか?簡単にできましたか?それとも結構難しく感じましたか?
レベルは1から10まであり、はじめは6枚の画像を順番通りに記憶するところから始まります。レベルが上がるとともに写真の枚数も増え難易度も上がっていきます。1日3回まではフリーでできますので、どのレベルまでいけるかチャレンジしてみてください。
枚数が増えてくるとイメージで処理していかないと1分という限られた時間で記憶するのも難しくなってくるでしょう。
イメージ記憶は誰でもできる
ちなみにレベル10になると画像は全部で30枚になります。しかも似たような紛らわしい画像が結構多かったりします。記憶の達人たちが集うサイトなので、わざと難易度も上げているのでしょう。
こんな感じで、30枚ギッシリと登場してきます。
「たった1分間で30枚も記憶するなんてムリ!」と思えるかもしれません。
でも安心してください。イメージで処理すれば30枚でも順番通りに記憶することができるようになります。イメージ記憶はコツさえつかめばすぐにできるようになります。
私も初めのうちは苦戦しましたが、今では30枚を記憶するのに10秒台で記憶できるようになりました。
コツは写真をイメージで処理することです。言語化していては処理が追い付かなくなるので、写真を見たまま、感じたままにイメージとして処理していけばいいのです。そうすれば30枚だってクリアできるようになります。
とはいってもいきなりイメージ処理をするのは難しいと思います。そこで次回はイメージ処理の具体的なやり方について説明していきます。