“記憶の宮殿が足りない”問題
記憶の宮殿(メモリーパレス)を利用するようになると、しばらくして必ずぶち当たるのがこの問題!
記憶の宮殿が足りない~!
記憶の宮殿を使いこなせるようになってきて、いろんなことに記憶の宮殿を使っていると、記憶する為の場所の方が次第に足りなくなってくると思います。
私自身も特にメモリースポーツ(記憶力競技)をやり始めるようになってからはこの問題に悩まされていました。
種目ごとに宮殿が必要になりますし、時間が長い種目だとそれだけ宮殿も必要になってきます。
そんな時に思いついたのが、
Google map(グーグルマップ)を利用する方法!
グーグルマップのストリートビューを使えばいろんな場所を記憶の宮殿にすることができます。
行ったことがない場所でも宮殿として使えるの?
「グーグルマップを利用する」と聞いて真っ先に思うのは、
「実際に行ったことがない場所でも記憶の宮殿として使えるの?」だと思います。
これは世界中のメモリーアスリート(記憶力競技者)の間でもよく議論になっていますし、「できる」という人もいれば、「やめておいたほうがいい」という人もいます。
ただ個人的な意見としては、「十分アリ!」だと思っています。
慣れればそんなに違和感は感じません。
もちろん実際に行ったことがある場所、慣れ親しんだ場所を利用するのがベストだと思います。
でも記憶力競技のようにかなりのスピードを求められるレベルではなく、ちょっとしたことを記憶するくらいなら十分に使えます。
グーグルマップを補助的に使う
旅先を記憶の宮殿にしよう
まずはグーグルマップを補助的に使って、実際に行ったことがある場所で記憶の宮殿を作ってみましょう。
例えば旅行や出張で行ったことがある場所。
なんとなくイメージは残っているけど、記憶の宮殿を作れるほどはっきりとは思い浮かべられない。
そんなところでもグーグルマップのストリートビューを使って、行った場所を巡っているといろいろと記憶も蘇ってくるものです。
「あ~ここで写真撮ったな、ここのお店に寄ったな」とか記憶が蘇ってきます。
そんなところを記憶の宮殿のルートにしていけばいいのです。
離れた場所でも宮殿にできる
これなら近場でなくても遠くの場所でも記憶の宮殿にすることができます。国内に限らず海外でもOKです。
私自身も実際にグーグルマップを利用して海外の場所も記憶の宮殿にしています。
昨年12月に世界選手権でジャカルタに行ってきましたが、その時に歩いたコース、印象に残った場所を記憶の宮殿に作り上げました。
その場である程度印象に残った場所の写真を撮ったり、メモとして書き残したりはしていますが、宮殿のコースを仕上げるのは後でグーグルマップを使ってやっています。
10月には台湾選手権に参加してきましたが、台湾の街並みでも同じようにして記憶の宮殿を作っています。
こんな風にしていると楽しかった思い出も蘇ってきて、旅を2度楽しむこともできます!
旅行だと旅先での楽しかった出来事やいろんな思い出、感情が残っているので、記憶の宮殿も作りやすいですし、使いやすい記憶の宮殿が出来上がりますよ!
行ってみたい場所を記憶の宮殿にしよう
今度は少し応用編になります。
実際に行ったことがある場所で記憶の宮殿を作ることに慣れてきたら、今度はグーグルマップのストリートビューを利用して行ってみたい場所を記憶の宮殿にしてみましょう。
実際に行ったことのある場所に比べて臨場感は下がるので、
「近い将来必ずここに行くんだ!」「今から下見をしておくんだ」
そんな風にイメージしてみるとよいでしょう。
下見だと思えば、どこに何があるのかいろいろと興味もわいてきますし、ワクワクしながら歩き進めることもできます。
「あの店に寄ってみたいな」「あそこでランチしたいな」「あそこで写真撮りたいな」
そんなイメージを膨らませながら下見をしていると、記憶の宮殿に最適なコースも徐々に見つかってくると思います。
世界中を記憶の宮殿に
グーグルマップを利用すれば旅行気分で楽しみながら、世界中を記憶の宮殿にすることができます。
ニューヨークのセントラルパークも宮殿に
セントラルパークはストリートビューで公園の中まで歩いて回ることができます。
ホワイトハウスだって宮殿に
ホワイトハウスの中だって歩いて回ることができます。
パリのディズニーランドも宮殿に
ディズニーランドの中だって歩いて回ることができます。
こんな風に自分が行ってみたい場所を下見するような気持ちで、いろいろと歩き回ってみてください。
記憶の宮殿が無限に作れる
グーグルマップのストリートビューを使えば、
家にいながらにして記憶の宮殿を無限に作り出すことができます。
「記憶の宮殿が足りない!」
そんな時はグーグルマップを利用して、世界中を旅してみましょう!
HiRo