メモリーアスリートの視点からTOEICの攻略法を紹介していくシリーズです。
メモリーアスリートのスキルや経験や考え方などをTOEIC(英語学習)にどのように活かしているかを、私の実体験などを交えながら紹介していきます。
この記事の信頼性・こんな人が書いているよ
・TOEIC925、英単語検定1級、英検準1級、中国語検定2級
・メモリーアスリートとして記憶力の大会で入賞経験有
・世界記憶力選手権にも出場経験有
トランプ記憶のスピードを上げる方法
トランプ記憶でもどこかで壁にぶち当たる時があります。
タイムが伸び悩む時期というのがあります。
そんな時に私が参考になったのはこの本でした。
ドミニク・オブライエンさんの著書
「記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック」
記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック
ブログでも通称「黄色本」として紹介している2冊のうちの1冊です。
HiRo
この本の141ページに18章「スピードを上げるために」という項目があるのですが、ここに書かれている「スピードの壁を破る」というコラムの内容が非常に参考になりました。
トランプ記憶が4分を切れないという女性の悩み。
これに対してドミニクさんは「ミスが1つもないところが彼女の弱点」と指摘したのです。
簡潔に要点をいうと、
「ミスをなくそうとするとスピードが落ちる」
「多少のミスを許すことで、自分の限界に挑戦できる」
ということです。
これには目から鱗でした。
ミスがないことは良いことのように思えますが、スピードを上げるという点で考えると、そこが弱点になっていたのです。
HiRo
恐れずにスピードを上げる
私はドミニクさんの言葉を信じて、ミスを恐れずに自分の限界に挑戦してみることにしました。
するとどうなったかというと、まず感じたのが意外とできるものだということ。
「ミスをしてもいい」と自分に許可を与えると、心の奥深くで無意識にかけていたブレーキみたいなものが外れて、スピードを出すことができたのです。
それと同時に「このスピードは少し速いかな」というスピードでやっていても、以外と記憶できていたのです。
多少のミスはあるけれど、でも記憶ができているところもけっこうあって、意外とできるものなのだなということに気付けました。
HiRo
それと意識的に速いスピードで練習していると、だんだんそのスピードにも慣れてくるのです。
はじめは速く感じて、これは自分の限界を超えているなと思えるスピードでも、そのスピードに挑戦していると次第に慣れてくるのです。そしてそのスピードでもミスが減っていき、パーフェクトが出せるようになってくるのです。
そしてまたさらに速いスピードに挑戦できるようになっていくのです。
HiRo
ドミニクさんのいうように限界に挑戦していくことで、自分の限界を超えていくことができるのです。
「多少のミスを恐れずにスピードを上げること」
これがトランプ記憶のスピードを上げるコツなのです!
HiRo
英文を読むスピードを上げる方法も同じ
ドミニクさんの本からトランプ記憶のスピードを上げるコツをつかんだわけですが、
「これってトランプ記憶だけでなく、英語を読むときにも同じことが言えるのではないか?」
「英語を読むときにも丁寧に理解しようとするからスピードが落ちている、自分の限界に挑戦することでもっと速く読めるようになるのではないか?」
そんな思いから英文を読むときにもトランプ記憶と同じ意識で読むようにしました。
そうすることで英文を読むスピードも上がり、TOEICでも時間内に解き終えて、見直しをする余裕がでるくらいになりました。
ミスを恐れずに自分の限界に挑戦することで、読むスピードを上げていくことができたのです。
TOEICは時間との勝負でもあります。少しでも英文を速く読めるようになりたいと思う人も多いと思います。
そういった方にアドバイスをするならば、「恐れずに速く読む意識を持つこと!」です!
HiRo
ちなみこれはTOEIC本番でも無理して速く読めといっているのではなく、日頃から速く読む意識を持つことで、本番でも速いスピードで読めるようになるということです。そこは誤解なく。