メモリーアスリートの視点からTOEICの攻略法を紹介していくシリーズです。
メモリーアスリートのスキルや経験や考え方などをTOEIC(英語学習)にどのように活かしているかを、私の実体験などを交えながら紹介していきます。
この記事の信頼性・こんな人が書いているよ
・TOEIC925、英単語検定1級、英検準1級、中国語検定2級
・メモリーアスリートとして記憶力の大会で入賞経験有
・世界記憶力選手権にも出場経験有
英単語をイメージで記憶する
私は英単語を覚えるときにはできるだけイメージを利用するようにしています。
「数字やトランプの記憶から、英語の回路を作るヒントを得たお話」の中で話したように、私は数字やトランプを見ると瞬時にイメージが浮かんできます。
それと同じような感じで、英単語を見ると日本語訳が出てくるよりも、先にイメージが浮かんでくるようにしています。
例えば「hedgehog」という単語を見たら、「ハリネズミ」という日本語訳よりも、トゲトゲの小動物がイメージとして浮かんでくるといった感じです。
イメージが浮かぶようにすることで、英語を英語のまま理解するという感覚に近づいていきます。
HiRo
まずは単語をイメージにしてみる
「数字やトランプと同じように英語もイメージで処理する」では、英語もイメージで処理するといいというお話をしました。
英語をイメージにと言われても、それが思うようにできないという人もいると思います。
そういった方にお勧めなのは、まずは英単語を使ってイメージに変換する練習をしてみることです。
英語の文章や音声をイメージにするのはまだ難しくても、単語レベルならできると思います。
例えば「apple」や「cat」ならすぐにイメージが浮かぶと思います。
では「government」ではどうでしょうか?
「政府」という日本語訳はすぐに出てくるけれど、イメージがパッと浮かばなかった人もいると思います。
この時に反射的に「政府」という日本語訳が出てきてしまう人は、英単語を日本語訳にして理解する癖がついている証拠です。
これを日本語訳ではなく、イメージが浮かんでくるようにするのです。
「apple」と「cat」同じくらいに瞬時にイメージが浮かぶようにするのです。
HiRo
英単語をイメージに変換する練習をする
単語によってはイメージに変換するのが難しいものもあると思います。
品詞も名詞や動詞は比較的イメージに変換しやすいですが、形容詞や副詞は難しく感じると思います。
しかしそういったものも頑張ってイメージに変換してみましょう。
このようにまずはイメージを描く練習をするのです。
そして英語をイメージに変換する癖をつけていくのです。
ちなみにメモリーアスリートは日頃からこういったことを行っています。
メモリースポーツには単語を記憶する種目があるのですが、この時もやっていることはこれと似たようなことです。単語を瞬時にイメージに変換して、記憶の宮殿に並べているのです。メモリーアスリートが英単語でもスラスラと記憶することができるのは、日頃からイメージに変換するといったことを行っているからでもあります。
HiRo
イメージは自分さえ分かればいい
ちなみに描くイメージは自分が理解できていればどんなものでも構いません。
イメージに正解も不正解もありません。
例えば先ほどの「government」にしても、国会議事堂の建物を思い浮かべてもいいですし、首相が話しているイメージでも構いません。
同じ単語でも文脈によって意味や内容が変わってくることもありますし、ここではあくまでも単語をイメージに変換する練習です。
イメージにこだわる必要はありません。
意味は知っているけど、イメージに変換といわれると戸惑う単語もあると思います。そういったものをスラスラとイメージに変換できるようにしていきましょう。
HiRo