メモリーアスリートの視点からTOEICの攻略法を紹介していくシリーズです。
メモリーアスリートのスキルや経験や考え方などをTOEIC(英語学習)にどのように活かしているかを、私の実体験などを交えながら紹介していきます。
この記事の信頼性・こんな人が書いているよ
・TOEIC925、英単語検定1級、英検準1級、中国語検定2級
・メモリーアスリートとして記憶力の大会で入賞経験有
・世界記憶力選手権にも出場経験有
なぜパート7も記憶するのか?
私は記憶の宮殿を使ってTOEIC公式問題集のパート7も記憶しています。
記憶しているといっても文章をそのまま全部記憶しているわけではありません。
文章の内容を要約して、そのイメージを記憶しています。
「なぜわざわざそんなことをするの?」と疑問に思う人もいると思うので、理由を説明していきます。
やった内容を忘れないように
一度読んだり解いたりしても、しばらくすると記憶が薄れてきます。
一度読んだはずの文章なのに、しばらく時間が経ってからやると、初見のような感覚で、前に読んだことをさっぱり忘れているということはありませんか?
そして前回と同じところで悩んだり、同じところを間違えてしまったりしませんか?
そういったことにならないように、読んだこと、解いたことを忘れないようにするためにも、内容を記憶の宮殿を使って覚えておくようにしています。
HiRo
要点の整理
記憶の宮殿を使って覚えるのには要点の整理の意味合いもあります。
記憶の宮殿を使って覚える前に一旦要点を簡潔にまとめるようにしています。
箇条書きにして覚える部分を書き出しています。
記憶する内容を整理してまとめることで、要点の整理にもなります。
「それならノートにまとめるだけでよくない?」といった疑問もあるかと思います。
たしかにノートにまとめるだけでもよいのですが、ノートにまとめても結局はまとめた内容を覚えておく必要があります。ノートにまとめても、その内容が頭に入っていなければ、また同じところで悩んで、同じような間違えをしてしまいます。
ノートにまとめただけで理解した気になってしまうのを防ぐためにも、記憶の宮殿を使って頭に入れておくようにするのです。
HiRo
復習が楽
わざわざ記憶の宮殿を使うのには復習が楽だというのもあります。
記憶の宮殿に並べおくことで、手元にテキストがなくても、頭の中でサラッと復習することが可能になります。
復習が楽になりますし、サラッとでも定期的に復習をしておけば、内容を忘れることもありません。
復習するたびにテキストを開いて毎回全文を読んで問題を全部解くといったことをしなくても済みます。
忘れてしまうということは、それだけ間隔が空いてしまっているからです。このように楽に復習をしやすくするだけでも、忘れにくくすることが可能になります。
HiRo
文章の構成や流れなどをつかむ
内容を頭にいれておけば、文章の構成や流れといったものを把握しておくこともできます。
ダブルパッセージ、トリプルパッセージでは、それぞれの文章がどのように関わりあっているのか、答えの手がかりをどのようにして見つけるのかといったことも、頭の中に入れておくことができます。
公式問題集のパート7を解くときに大事なことは、正解不正解や答えを覚えておくことではなく、何を根拠として答えを見つけ出すかという部分にあると思います。
わざわざ内容を覚えておくのには、文章の中のどこが答えの手掛かりとなり、どこを根拠として答えを選ぶのかを頭に叩き込んでおくという意味もあります。
このような理由で私は記憶の宮殿を使ってTOEIC公式問題集の長文の内容も記憶するようにしています。
記憶の宮殿は単にトランプや数字といったものを記憶するだけのものではなく、こういった使い方もできるのです。
文章を覚えるのはやや難易度が高めの使い方になりますが、こういった使い方もあるというのを知ってもらうために紹介してみました。
HiRo