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暗唱じゃなくて音読じゃダメなの?なぜ記憶するまでやりこむのか?7つの理由も

暗唱は効果的らしいけど暗唱じゃなくて音読だけじゃダメなのかな?

覚えるのが面倒なので音読じゃダメなのかな?

暗唱は何も見ないで言えるようになるまでやらないといけないので負荷も高いですし、できることなら音読だけで終えたいところですよね。

暗唱じゃなくて音読だけじゃダメなのか?なぜ記憶するところまでやるのか?

今回はそんな疑問について私なりの見解を書いてみたいと思います。

 

前提として音読ももちろん効果はありますよ。音読がダメだってことじゃないです。

でも何も見ないで言えるようになる「暗唱」までやりこむことでもっともっと効果が得られます。

 

記憶しようとすることで気づけることがある

暗唱は覚えることが前提です。その覚えようとする意識が重要だったりします。

いきなりですが普段使っている腕時計を実物は見ないで、できるだけ鮮明にイメージを描いてみてください。

 

何度も見ているはずなのに意外とぼんやりとしか思い浮かばないところがあったのではないでしょうか?

数字がアラビア数字だったかローマ数字だったかすら迷った人もいると思います。

では腕時計の実物を見てみてください。

改めて見てみると普段は特に気にはしていなかったところも注目して観察するようになったと思います。

HiRo

へぇ~こんな風になっていたのか~

 

 

暗唱でもまさにこれと同じようなことが起こります。

記憶しようとすることで、英文により意識が向くようになります。

 

例えば暗唱をしていると「a」だったか「the」だったかの違いや、単数形か複数形かどちらだったか引っかかる場面が必ずでてきます。

音読だとそういったところは気にせずスルーしがちですが、記憶しようとするとそういった細かいところにも自然と意識が向くようになるのです。

 

語感に鋭くなる

これは上とも重なるところがあるのですが、暗唱をしていると語感も鋭くなってきます。

「a」と「the」の違いといったものだけでなく、例えば品詞の違いなどにも意識が向くようになります。

暗唱をしていると正しくは副詞が入るところを、間違えて形容詞で言ってしまうといったミスをしてしまうことも多々あります。

でもそういったミスを繰り返していくうちに、言い間違えても違和感を感じで自分で訂正できるようになっていきました。

暗唱をすることで言葉の語感に鋭くなっていくのを実感することができました。

TOEICのパート5では品詞の違いだったり、正しい態や自制を選ぶような問題が出題されますが、暗唱をしていると語感が鋭くなり、こういった問題も秒殺できるようになってきます。

HiRo

暗唱がTOEICのパート5にも効果を発揮するよ!

 

暗唱はゴールが明確

音読ってどれくらいやればいいのかが分かりづらいですよね。

「音読を〇〇回やる」とか「〇時間やる」とか、回数や時間で示されているものもありますが、どれくらいやったら効果がでるかは個人差も大きいと思います。

気持ちを込めて音読した1回と、内容も理解せずにお経のように唱えた1回じゃ密度も違いますし。

何回やればいいかといった回数にこだわると、回数をこなすことが目的になってしまったり、回数をこなしたことで自己満足してしまうこともあるでしょう。

 

その点では暗唱は何も見ずに言えるようになるという明確なゴールがありますし、できたかできてないかもわかりやすいです。

何も見ずにスラスラと言えるようになるまでやればいいので、回数や時間に捉われる必要もありません。

自分が努力すればそれだけ早くゴールにたどり着けますし、サボればその分ゴールも遠のきます。

ゴールが明確で時間や回数に縛られないのも暗唱のおすすめポイントです。

HiRo

時間や回数にこだわるよりも言えるようになるまでやろう!

 

記憶しようとすることで質も上がる

口は動かしているけどただお経を唱えているだけのような状態になっていることありませんか?

音読って内容を理解していなかったり、ボーッとしていても、口を動かすだけでやった気になってしまうんですよね。

 

暗唱だと覚えようとする分、一回一回集中してやるようになります。

記憶しようとすることで質も上がるのです。

野球の素振りに例えるなら、ただ単にバットを振っているだけなのか、ちゃんと投手をイメージしながら実践感覚でバットを振っているかのような違いが生まれてきます。

 

自然と量も増える

何も見ないで言えるようにするには、たくさん聞いて、たくさん口に出すことが必要になります。

回数や時間にこだわらなくても、言えるようにしようと繰り返しているうちに量もこなすようになります。

暗唱をすると質だけでなく、量も自然と増えるようになるのです。

 

吸収具合が全然違う

音読だけで終えてしまうのと暗唱できるまでやりこむかで吸収具合が全然違ってきます。

何も見ないで言えるようになるまでやりこむことで、英文が口や体に馴染んできて自分のものにすることができます。

 

「わかる(理解できる)」という段階と「使える」という段階は違いますよね。

読んだらわかる、聞いたらわかる、けれど自分では言えない、書けないっことありますよね。

理解はできるんだけど、使えるところまではいっていない段階。

暗唱をすることでそういった英文を使えるレベルまで引き上げることができます。

スラスラと口から出てくるレベルまでやりこむことで、いちいち頭で考えたりしなくても、自動化されて口から英文が出てくるようにもなります。

 

暗唱って楽しい!

まずは1文でもいいので試しに暗唱してみてください。

1文でもテキストを見ずに言えるようになると嬉しいものですよ。「できた!」という達成感も得られやすいです。

何も見ずに言えるフレーズが増えていくたびに嬉しくなってきますし、そのフレーズがスラスラと言えるようになってくると快感にもなってきます。

暗唱ってやってみるとけっこう楽しいものですよ!

私は暗唱を2年以上続けていますが、これだけ続いているのも純粋に暗唱が楽しいからです。

昨日うまく言えなかったところが今日言えるようになったり、考えながらゆっくりしか言えなかったところがスラスラと言えるようになったりと、成長を実感しやすいところも暗唱のおすすめポイントの一つです。

ぜひそういった暗唱の楽しさを味わってもらいたいです。

HiRo

暗唱は楽しいよ!

 

まとめ

  • 記憶しようとすることで気づけることがある
  • 語感に鋭くなる
  • 暗唱はゴールが明確
  • 記憶しようとすることで質も上がる
  • 自然と量も増える
  • 吸収具合が全然違う
  • 暗唱って楽しい!

音読だけでなく暗唱までやりこむことをお勧めするのはこういった7つの理由があるからです。

どうせ音読をやるなら、何も見ずにいえるくらいまでやりこんで「暗唱」を目指してみてください。

時間や回数に縛られることなく、何も見ずにスラスラ言えるところを目指してみてください。

そこまでやることで英文が自分のものになっていくのが体感できると思います。

それにスラスラといえるようになってくると楽しいですよ!

HiRo

英語暗唱を楽しもう!

 

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