記憶の宮殿を歩いたり、トランプ記憶や数字記憶といった記憶のトレーニングをするようになってから、読書スピードが急激にアップしているのを実感しています。
もともと速読には興味があり、速読教室にも半年ほど通っていたこともあるので、速読のコツみたいなものはある程度つかんではいましたが、記憶のトレーニングをするようになってからは如実に効果が表れているのを実感しています。
HiRo
特別速く読もうとしているわけではないのですが、文字の音声化が少なくなったり、文字情報をイメージとして処理するようになったりと、本を読む感覚が少しずつ変わり始めてきました。
「トランプ記憶5つのメリット」の記事の中でも、「速読が身につく!」とメリットの一つとして軽く紹介しましたが、今回は記憶のトレーニングをすることでなぜ読書スピードが上がるのかについて、実体験を踏まえながら考察していきたいと思います。
「トランプを覚えて何の得になるの?」トランプ記憶の6つのメリット!
イメージ力が上がる
記憶術では数字、トランプ、単語などを全てイメージに置き換えて記憶しています。記憶術自体がイメージを描くトレーニングにもなりますので、自然とイメージ力が上がっていきます。そしてこれが読書にも役立っているのだと思います。
本を読んでいる時は多かれ少なかれその内容をイメージしながら読んでいると思います。イメージ力が高まることで、本を読んでいてもイメージが描きやすくなり、本の理解度も上がってくるのです。理解力も上がるので、内容もどんどん頭に入り、読むスピードも上がってきます。
イメージ記憶の記事で「イメージ処理の回路を作る」といった話をしましたが、これも大いに役立っていると思います。
イメージ記憶に挑戦しよう!言語化せずにイメージとして処理する
イメージで処理するトレーニングをしていたので、本を読んでいてもその内容をイメージとしてスラスラと描くことができるようになり、文字情報をイメージとして処理することで結果的に読書スピードも速くなっているのだと思います。
イメージの想起スピードが上がる
記憶力のトレーニングをしているとイメージを想起するスピードも上がってきます。例えばトランプのハートの8をめくったとします。トレーニング初期では、「えーっと、ハートだから…、8だから…」と頭の中で考えながらイメージに変換していきますが、慣れてくるとトランプを見た瞬間に反射的にイメージが浮かんでくるようになってきます。
トレーニングを重ねるたびにイメージを呼び起こすスピードが速くなってきます。すると本を読んでいても、その内容をイメージで描くのも速くなってきます。本を読み進めながらも、どんどんとイメージが沸き起こってくるのです。これが本をサクサクと読み進めていける理由の一つだと思います。
文字の音声化が少なくなる
読書スピードが上がらないのは、文字を読みながら音声化しているのが大きな原因の一つです。声には出していなくても、頭の中でその文字を黙読している人が多いと思います。文字を音声化して読んでいるとそれ以上のスピードでは読めなくなるので上限があります。速読をしようと思えば音声化を完全にとは言わなくても、ある程度取り除く必要があります。記憶術のトレーニングをすることはこの音声化を取り除くことにも有効だと思います。
先ほども言いましたが、記憶術では全てをイメージに置き換えて処理をしています。例えば「8730146704…」といった数字の羅列を見ても、それを瞬時にイメージに変換していきます。初めのうちは「87はハナだから、花のイメージだ」とか頭の中で考えながらイメージに変換をしているのが、次第に数字を見た瞬間に「87→花」と瞬時に花のイメージが浮かんでくるようになります。
単語を覚えるにしても、文字として処理するのではなく、全てイメージに置き換えて処理をしていきます。こういったトレーニングをしていると、本を読んでいる時でも、文字を見た瞬間にイメージで捉えられるようになってきます。
「文字→音声化→理解」といった段階を踏まなくても、「文字→イメージ」と文字を目で追っているだけで、直接それをイメージに変換して理解できるようになってきます。まるでイメージとして処理する新しい回路ができたような感覚です。
わざわざ音声化しなくてもイメージで理解できるようになってくるのです。音声化が完全になくなるわけではありませんが、脳がイメージとして処理するスピードの方が速いので、音声化をしなくても済むところが増えたといった感じです。
速読に適した目の使い方ができるようになる
トランプ記憶や数字記憶の成績を上げようと思えば、できるだタイムロスがないように瞬時に文字や数字を捉えなくてはいけません。素早く視線を動かしたり、一度に複数のトランプを視野に入れたりといったことも必要になってきます。そういったトレーニングが自然と読書にも良い影響を与えていると思います。
速読をする際にも素早く文字を捉えることや、周辺視野を利用しながらたくさんの文字を捉えることが必要になってきます。記憶のトレーニングは自然とこういった速読の目の使い方のトレーニングにもなっているのだと思います。
脳の処理速度が上がる
上で挙げたように目のスピードも速くなりますが、それだけでなく脳の処理速度も上がっているように感じています。日頃からトランプ、数字、文字といったものを高速で処理するトレーニングをしているので、これは当たり前かもしれませんが、本を読んでいても脳が処理するスピードが上がってきているのを実感しています。特別速く読もうと意識していなくても、気付くと、「あれっ、前より読むの速くなってる」という具合です。
HiRo
速読術が身につく5つの理由
- イメージ力が上がる
- イメージの想起スピードが上がる
- 文字の音声化が少なくなる
- 速読に適した目の使い方ができるようになる
- 脳の処理速度が上がる
記憶術を通じてこの5つが読書スピードにも良い影響を与えてくれているのではないかと思っています。
記憶術を通じて速読術を身につけるなら
記憶術を通じて速読術も身につけたいと思うなら、まずはイメージ力をつけることだと思います。初めのうちはトランプ記憶や数字記憶といった同じイメージのものを繰り返すのが有効だと思います。同じイメージを何度も描き、イメージを描くことに慣れていき、イメージの想起スピードを速めていくとよいでしょう。
トランプなら52枚、数字なら00から99までの100個のイメージ、これらを繰り返し何度もイメージ化し、イメージの想起スピードを速めていく。これをするだけでイメージ力はぐんぐんとアップしてきます。
それに慣れてきたら無作為の単語記憶に進みましょう。新しく出会った言葉でも、その場で瞬時にイメージを描く練習を積むようにします。これができるようになってくれば本を読んでいても、どんどんイメージが湧いてくるようになります。イメージを描くスピードも速くなり、音声化も少なくなってきます。
すぐに効果が表れるものではありませんが、記憶力を鍛えることで読書スピードにも変化を与えてくれます。記憶術とあわせて速読術も身につければ、勉強や試験でも大きな力を発揮してくれるでしょう。貪欲に記憶術だけでなく、速読術も一緒にマスターしちゃいましょう!
HiRo
ちなみにAMAZONのkindle unlimitedなら読み放題なので、速読の素材探しにももってこいですよ!
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