- このまま一つの場所に一つのイメージを置くだけでいいのかなと思うようになっています。
- PAOシステムか2cardシステムをやってみようと思っているのですが・・・
こういったコメントをいただきました。
より上を目指して、他のシステムにもチャレンジしてみようと思うのは素晴らしいことですね!
他のシステムを試そうかと同じように迷っている人もいると思うので、今回はシステムを変えることについて書いていきます。
まずは基本が大事
「記憶術の守破離」という記事でも書いたのですが、まずは基本をきちんと身につけることが大事だと思います。
1つの場所に1つのイメージを置くことは、トランプ記憶を始めとした記憶術の基本とも言えるので、まずはこれをきちんとできるようにしておきましょう。
1つの場所に複数のイメージを置いたり、複数のイメージを1つに圧縮したりといったことは、まだ基本が身に着いていない段階でやろうとしてもなかなかうまくいきません。
まずは基本をしっかりと身につけるようにしてください。とりあえず1組52枚のトランプを記憶できるようになるくらいまでは、シンプルな方法でやるのがいいと思います。
基本の型が身に着いてきてから、守破離の破や離の段階に入っていきましょう。
ここからはそれを踏まえたうえでの話になります。
ガンガン試してみるべし!
他のシステムを試してみようかと迷った時は、ガンガン試してみるべきだと思います。
私も今までにPAOを始めとしていくつかのシステムにチャレンジしてきましたし、1つの場所に2つ、3つ、4つ、5つを置くなどいろいろと試してきました。
それに、実は・・・
今現在も新しいシステムに挑戦中だったりします!(笑)
前から試してみたかったことがあり、イメージなども大幅に変更中です。
いろいろ試してみて感じることは、
「やってみることで得られるものがある!」
他のシステムを試してみることで、初めて分かることがあります。
システムを変えることで見えてくるものがある
1つの場所に2つのイメージを置いてみると
例えば今まで1つの場所にイメージを1つだけ置いていたのを、1つの場所に2つのイメージを置くようにするとします。
すると、どうやって1つの場所に2つのイメージを置こうかといろいろと考えるようになりますよね。
HiRo
そうなると、今までよりもより記憶の宮殿(メモリーパレス)について意識が向いてくると思います。
2つのイメージを置こうと思って、改めて記憶の宮殿を歩いてみると、新たな発見があったりもします。
イメージを描く引き出しが増える
1つの場所に2つのイメージを置くには、
- 2つのイメージを置きやすいように記憶の宮殿を改良する
- 左右や上下など位置関係で区別する
- 2つのイメージをくっつける
- 2つのイメージをストーリーでリンクさせる
- 規則性を自分で作る
などやりかたはいくつかありますが、
こういったことも「2つのイメージを置いてみよう」と思うことで見えてくることです。
「どうやったらできるようになるか?」それを必死になって考えるだけでも、記憶に残りやすいイメージを描くヒントがつかめたりします。
どうやったら2つのイメージを置けるかと、いろいろと試してみることで「イメージを描く引き出し」も増えてきます。
PAOシステムにチャレンジしてみると
PAOシステムって何?
例えばPAOシステムに挑戦してみたとします。
「PAOシステムって何?」って人もいると思うので、ざっくりと説明しておくと、
- P=Person(人)
- A=Action(動き)
- O=Object(物)
3つを1つのイメージに圧縮します。
たとえばトランプ記憶なら、トランプ3枚を1セットとして1つのイメージを作ります。
イチローが(P)、食べる(A)、ご飯を(O)
=イチローがご飯を食べているイメージ
みたいな感じで、PとAとOの3つで1つのイメージを作ります。
HiRo
記憶術のPAOシステムってどんなもの?ざっくりと説明してみた
詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。私が説明するよりよっぽどわかりやすいので。
イメージの幅が広がる
PAOなら人にアクションをさせたり、人に物を持たせたりと、必然的にイメージが複雑になってきます。
複雑になるので、それだけイメージ力や想像力も必要になってきます。
PAOに挑戦することは、イメージ力や想像力を鍛える訓練にもなると思います。
私はPAOをやるまではイメージを動かすということを一切やっていませんでした。
というよりも・・・
PAOをやろうと思った時に、「そっか、イメージを動かす方法もあるんだ」と気づいたくらいです(笑)
それに私はもともとはイメージ力がそんなに強くありませんでした。
いや、むしろ乏しかったといってもいいくらいです。。。
特に「イメージを動かす」というのが大の苦手でした。
HiRo
それでもしばらくPAOをやっていると、だんだんと「イメージを動かす」といったことも次第にできるようになってきました。
今はPAOは使っていないのですが、PAOに挑戦してみたことで、イメージに躍動感をもたせることもできるようになりましたし、「イメージの幅」が広がったように思います。
HiRo
レベルアップするための問題点やヒントが見える
PAOに挑戦したことで、「イメージを動かすことが苦手」ということに気づきました。
- 「じゃーその苦手を補うためにはどうしたらいいか?」
- 「何を鍛えなければいけないか?」
- 「そのためにはどんなトレーニングをすればいいか?」
こんな風にして、レベルアップするための問題点やヒントも見えてくるようになりました。
チャレンジ精神を大事に
他のシステムに変更したからといって、必ずうまくいくとは限りません。
「試してみたけれど、結局うまくいかなかった」ということも十分にあり得ます。
でも試してみることで、分かること、得られることもたくさんあります。
やってみた経験は糧となり、今後に活きてきます。
「他の方法もためしてみようかな?」
そんな風に思えた時は、そのチャレンジ精神を大事にしてみてください。
他のシステムを試してみることで、今までとは違った景色が見えてくると思います。
HiRo
ただし、、、
システムの変更には注意点もあるので、こちらもチェックしてみてください。