記憶の宮殿を作ってみたけど、うまく使いこなせない。
これってホントに使えるようになるの?
今回はそんな風に感じている方へ向けての内容です。
チェック1:その宮殿、本当に馴染んでいますか?
記憶の宮殿で何より大事なのは馴染み具合です。
宮殿を歩きながら「えーっと、次はどこだっけ?」とか考えながら進んだりしていませんか?もう目を閉じても、開けていても、イメージの中で迷わずスラスラ歩き回れるくらいまで馴染ませておいてください。学校や会社までの道のりなど、日頃からよく使う馴染みのある場所を宮殿に設定して、イメージの中だけでなく実際にその場所を歩いたりして、どんどん馴染ませていきましょう。
メンタリストのダレン・ブラウンさんの著書「メンタリズムの罠」では1つの章を丸ごと記憶術について書かれています。記憶の宮殿についても書かれているのですが、ダレン・ブラウンさんも記憶の宮殿は馴染ませることが大事だと述べています。
チェック2:宮殿のアクセスポイントは適切ですか?
宮殿にはそれぞれ物を置く場所を設定していると思います。そのアクセスポイントは広すぎず、狭すぎず、適度な場所を選びましょう。例えばサッカー場みたいに広い場所を指定してしまうと、サッカー場のどこにイメージを格納したのか、後でわからなくなってしまいます。広すぎる場所は、複数に分けても構わないので、一つ一つが広くなり過ぎないようにしましょう。また狭すぎてもイメージの物がうまく載せられない場合があるので、適度な場所を選びましょう。
アクセスポイントを設定するコツはこちらの記事を参考にしてみてください。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”hiro.png” name=”HiRo”]アクセスポイント選びも大事なんだね![/speech_bubble]
チェック3:紛らわしい場所を設定していませんか?
似たような場所が複数存在していると混乱の原因になります。私はある有名な神社を宮殿に設定したことがあるのですが、鳥居がたくさん出てきたり、似たような門や狛犬などが出てきたりして、回りながら区別がつきにくくなったことがありました。似通ったもの、紛らわしいものは極力省くようにしましょう。
一時期、電車の路線図を記憶の宮殿にしようと試みたこともありました。
路線図を記憶の宮殿にすれば駅の数だけ記憶の格納庫が作ることができる!
そんな風に考えたのです。駅の1つ1つをアクセスポイントとして、記憶したいものを並べていくことにしたのです。しかしどの駅も似たようなイメージになってしまい、どれがどの駅だったか頭の中で混乱してしまい、結局使い物にはなりませんでした…。
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チェック4:インパクトがあるイメージを作れていますか?
宮殿が問題なのではなくて、もしかしたら記憶するものをきちんと置けていないだけかもしれません。宮殿にきちんと並べられていないので、思い出そうとしてもイメージが浮かんでこないのではないでしょうか?
記憶の宮殿を歩いていても、そこに並べたもののイメージが浮かんでこない場合は、できるだけインパクトが残るようなイメージを作るようにしてください。ただ単にその場所に置くだけではなく、ストーリーを持たせるなどして、イメージとして残りやすい映像を描くように意識してみてください。
しっかりと宮殿の一つ一つの場所に、強いインパクトを与えながら物を並べていき、記憶の宮殿と覚えるものをしっかりとリンクさせるように心がけることです。そうすればイメージが浮かんでくるようになってきます。
まとめ
- その宮殿、本当に馴染んでいますか?
- 宮殿のアクセスポイントは適切ですか?
- 紛らわしい場所を設定していませんか?
- インパクトがあるイメージを作れていますか?
記憶の宮殿を使いこなせるようになると本当に便利です!慣れるまではすごく難しく感じるかもしれませんが、コツがつかめばすぐに使いこなせるようになってきます。スラスラと記憶できるようになってきます。
使いこなせないからと諦めたりしないで、ここに挙げたポイントを参考にしながら、馴染むまでしばらく頑張ってみてくださいね。
HiRo