いつもはメモリースポーツの魅力や楽しい部分を書いていますが、競技をやっていると楽しいことばかりでもないんですよね。(楽しいことが多いけどね!)
今回はメモリースポーツをやっていて「ここがつらいなぁ…」と思うことを書いてみたいと思います。
今後競技を真剣にやってみようと思っている人たちの参考になるかもしれませんし、こうやって発信していくことで少しずつ改善されていくこともあるかもしれませんしね。
あまり愚痴っぽくならないように、明るく書いていきま~す!
HiRo
情報が少ない!
マイナー競技であり、競技者もまだまだ少ないので情報が少ないです。
今でこそ少しずつ競技者も増えてきて、トランプ記憶や記憶の宮殿についてブログやTwitterなどで発信している人も増えてきましたが、少し前までは皆無に等しかったですからね。
大会がどこで行われるのか、どんなことをやるのか、そういった情報すら手に入れるのが難しかったですしね。
私の勝手なイメージですけど、記憶力の大会ってすごく怖そうなイメージがあったんですよ(笑)
- 素人が出るようなところじゃない
- めちゃ天才か、すげぇ才能の持ち主の集まり
- 自分とは関係のない異次元の世界
HiRo
スーパーサイヤ人だらけの天下一武道会みたいな感じで、ヤムチャみたいな私には立ち入ってはいけない世界だと思ってたんですよ。
でも・・・
勇気を出して参加してみたら・・・
全然怖い世界ではなかったんですよ!
HiRo
フレンドリーな人もいますし、初心者でも楽しめる世界でした。
情報が少ないから、以前の私みたいに変な先入観をもっていたり、参加をためらったりする人もいると思うんですよね。
だから私もこうやってブログで発信するようにしてるんです。
選手の負担がけっこうデカイ!
10種やるってけっこうキツイ
メモリースポーツの大会は2日間に渡って全部で10種目やるんです。
10種目もやっていると、精神的にも体力的にもくたくたになってきます。
記憶するのにも集中力やスタミナが必要になりますしね。
世界選手権ではこれが3日間になり、記憶が1時間、リコールが2時間の計3時間の種目もあったりして、途中で疲れ果てて意識が朦朧としてきて苦行のように感じることもありました(^^;)
HiRo
日程的にもキツイ
2日間に渡って行われるので、大会の2日間はほぼ丸々つぶれることになります。(世界選手権は3日間)
さらには遠方から来る人、海外への遠征となるとそこに移動の時間もかかります。
その費用も選手持ちですしね。
そういった意味でも選手の負担はけっこう大きいと思います。
HiRo
大会の詳細がなかなか発表されないことも…
準備や日程的なことなど負担が大きいにも関わらず、大会の詳細がなかなかオープンにならなくてヤキモキさせられることもあります。
昨年12月にウィーンで開催された世界選手権も10月にはエントリーが開始されたので、すぐに申し込んで参加費も支払っていたんです。
でもそこから1か月たっても、大会スケジュールはおろか、大会の会場すらなかなか発表されない…
ずっと「Coming Soon」のままで、大会が本当に開催されるのかすら怪しい雰囲気に…
結局12月に入ってから詳細がオープンになったんですが、その頃にはもう会場周辺のホテルも埋まっていて、参加を断念することになったんですよ。
私以外にも多くの国の選手が不参加で、結局30数名だけの小規模な世界選手権になりました。
HiRo
今年のジャパンオープンも、2月の中旬には「7月開催決定!詳細は近日公開」ってなりましたが、具体的な日付などが公開されたのは4月7日と、2か月近くかかりましたしね。
まぁ、これは会場の手配など運営側もいろいろご苦労があったのを聞いていますし、あまり強くはつっこめませんが(^^;)
HiRo
大会が突然中止になることも
募集かけておいて、「やっぱり中止!」みたいなこともあったりします。
航空券やホテルを手配したあとに、これをやられたらたまりませんよね。
今年ある国で開催されることがほぼ決まっていた新しい試みの大会があって、私のところにもその大会に出てほしいみたいなオファーを水面下でいただいていたんです。
でもそれが突然中止になったと聞かされた時はかなりショックでした・・・。
具体的な日付も決まっていましたし、けっこうおもしろそうな内容の大会で、もうその国に行く気にもなってましたからね。
HiRo
エントリーが突然始まることも
まったく予期せぬ時に大会の募集が始まることもあります。
今月2日に行われた大阪MLC(メモリーリーグの大阪大会)なんかもそうですよね。
大会当日まで1か月を切った段階で突然エントリーが始まってビックリした人もいるんじゃないでしょうか。
HiRo
GW期間中だったので帰省や旅行の予定が入っていて出たくても出れなかった人もいるかもしれませんね。
私も資格試験の勉強などが重なったりして、ぶっつけ本番での参加になりました。
HiRo
まぁ、これもメモリーリーグの運営や他国との兼ね合いとか事情がいろいろとあったようです。
運営側がゴタゴタしている
メモリースポーツを開催している国際的な団体が内部分裂をしてるんです。
2つの団体がそれぞれ大会を開いたりしているから、世界選手権が2つ存在するとかいうわけが分からないことになってるんですよね。
しかも昨年からはさらに分裂して3つの団体に・・・
それぞれの団体が各自で大会開いたりして、もう選手は完全に置いてけぼり状態に・・・
HiRo
モチベーションの維持が難しい
選手側の立場として言わせてもらうと、正直一番キツイのはここ!
すでに書いたように、メモリースポーツの大会って、「いつ、どこで開かれるか」、その辺がすごく曖昧なんですよね。
「〇月頃にあるらしいよ」
「今年はどこどこの大会は開催されないかも」
選手同士でもよくこんな会話をしています。
断片的な情報しかなかったり、はっきりとした情報が得られなかったりすることも多いので、
いつのどの大会に向けて準備やトレーニングをしていくのか、その辺のスケジュールの組み立てもけっこう難しかったりします。
さらには運営側がごたごたしていて、各団体がそれぞれ大会を開いたりしているので、選手側とすればどの団体のどの大会にでればいいのか迷うことにもなります。
私が今年に入ってからブログやTwitterであまり競技のことを書かなくなったり、メモリーリーグをあまりやらなくなったのも、こういった事情でモチベーションが大きく下がってきたというのもあります。
HiRo
楽しい部分も、そうでない部分も
途中からはほぼ大会や運営側のゴタゴタに関する意見みたいになっちゃいましたね(^^;)
ただこれは私だけじゃなくて、ほかの選手たちも同じように感じていると思います。
競技自体は面白いんだけど、運営がごたごたしすぎていて、今は選手が置いてけぼりな状態だと思うんです。
個人的にはそんな状態がすごく残念だし、もったいないように感じてしまうんですよ。
HiRo
そしてこうやってブログで発信する身としてもずっと迷いがあったんですよね。
今回のようなゴタゴタした部分も書いていいのか。それを書いてしまうことで、せっかく興味を持ってくれていたのに離れてしまう人もいるかもしれない。
でも競技の楽しい部分だけを伝えていくのもなんだか違うような気もしていて。
楽しい部分だけでなくて、そうでない部分も含めて伝えていったほうが、これから競技をやろうと思う人たちの参考になるかもしれない。
そう感じたので、思い切って書いてみることにしました。
HiRo
日本は恵まれている方だと思う
そして最後にもう一つ付け加えておくなら、日本はまだ恵まれている環境だと思うんですよね。
メモリースポーツ界が世界的にゴタゴタしてるさ中でも、日本メモリースポーツ協会代表の青木健さんが、その中でもうまいこと舵取りをしながら、日本でもジャパンオープンが開催できるようにしてくれていますしね。
それに昨年からはメモリーリーグの大会が始まったり、今年からはスピードカードの大会が新設されたりと、選手たちが活躍する場を作ってくれていますからね。
それに毎年2月には日本選手権もありますしね。
そういった意味では日本はまだ恵まれた環境なのだと思ったりもします。
大会が増えてきて、どこを目指せばいいのかと分からなくなるといった贅沢な悩みもでてきますけど(笑)
ということで、今回はいつもとはテイストを変えて、メモリースポーツをやっていてつらいこと(大変なこと)にスポットを当てて書いてみましたー!
HiRo