イメージ記憶に挑戦しよう!言語化せずにイメージとして処理する

前回はイメージ記憶についてMemory Leagueというサイトでのトレーニングを紹介しました。

あなたのレベルはどれくらい?イメージ記憶に挑戦してみよう!

そしてランダムに並べられた画像を順番通りに記憶するにはイメージで処理することといったお話をしましたが、今回はその「イメージで処理する」という部分について詳しく説明していきます。

 

イメージで処理する方法

言語化しない

イメージで処理する為には、まずは言語化しないことです。

写真を見た瞬間に「子犬が上の方を向いている」とか「ビルの前に車が停まっている」とか、見たままの情景を言語化したくなりますが、言語化して記憶しようとすると時間がかかってしまいます。限られた時間でたくさんのものを記憶するのは難しいです。

それに言語化して記憶しようとすると、数が増えてくるに従って、はじめの方に記憶したものが思い出しにくかったりします。イメージとして処理することで記憶のスピードも維持できますし、記憶の保持もしやすいのです。

言語化してしまうクセがある人は、まずはそのクセを正していくことです。イメージをイメージのまま処理するようにしていきましょう。

 

鮮明な映像を期待しない

イメージで処理をするといっても、見た画像をそのまま写真のように鮮明に描ける必要はありません。写真記憶(映像記憶)と呼ばれるような、見たものを写真や映像のように鮮明にリアルに記憶できるようなものを期待しないことです。

初めのうちはぼんやりでもいいので、見たものをイメージとして思い浮かべることです。これを繰り返しトレーニングしていくうちにイメージ力もついてきます。ぼんやりだったイメージが少しずつリアルになってくるでしょう。

 

特徴的な一部に注目する

イメージで処理をするためには、画像全体を記憶しようと力まないことです。

画像全体だと情報量が多いので、まずは特徴的な一部分だけに注目するとよいでしょう。特徴的な一部分だけでいいので、その部分だけをイメージとして残せるようにしてみましょう。例えば鳥の写真が見えたら、鳥の特徴的な部分に注目します。鳥の羽であったり、くちばしであったり、特徴的な部分のシルエットだけでも構いません。ぼんやりとでもそのシルエットが記憶に残っていれば、それを手掛かりとして記憶を復元していくことができます。Memory LeagueのImagesは画像を並び替えるだけでいいので、これをするだけでもある程度攻略できるようになると思います。

 

イメージ処理の回路を作る

写真を見たら、言語化せずに瞬時にそのイメージを描くようにしてください。特徴的な部分だけでいいので、シルエットが浮かんでくるようになると少しずつイメージ力もついてきます。これをしばらく繰り返していると写真をそのままイメージとして処理できるようになり、イメージ処理の回路が出来上がってきます。

厳密に言うとそんな名前の回路なんて存在しないのかもしれませんが、私自身が実体験したことをお伝えするとすれば、言語化しなくてもイメージとして処理できるようになり、頭の中の回路が切り替わったような感覚がありました。

言語で処理する左脳思考からイメージとして処理する右脳思考に変わったでもいうのでしょうか?厳密には何と表現すればよいのかわかりませんが、処理の仕方が変わってきます。

HiRo

イメージで処理するクセをつけよう!

 

イメージ処理のトレーニング

前回も紹介したMemory Leagueは1日3回までなら無料でできるのでゲーム感覚で毎日チャレンジしてみてください。

3回やってももう少しトレーニングしたいという人は、こんなトレーニングをお勧めします。

まずは何でもいいので写真を1枚用意してください。そしてそれを30秒~1分くらいしばらく眺めるのです。そして目を閉じて、眺めた写真をイメージとして描いてください。

ぼんやりと浮かんで来たら、目を開けて実際の写真と見比べてみてください。うまく描けた部分もあれば、全然浮かんでこなかった部分もあったと思います。うまく描けなかった部分はもう一度よく観察してから、再度目を閉じてイメージとして描いてみましょう。

これをしばらく繰り返しているとイメージを描く力もついてきます。見たものとイメージしたものとの誤差を少しずつ縮めていくのです。

これは私も実際にやっているトレーニングですし、地味ですが効果があるトレーニングだと実感しています。

HiRo

このトレーニングでイメージで処理が身につくよ!

 

初めのうちは色も形もシンプルなものから始めていくとよいでしょう。絵を描く時のように対象物をしっかりと観察してください。そしてスケッチブックに絵を描く代わりに、まぶたの裏にイメージを描いてみましょう。

今回はイメージで処理する方法をお伝えしましたが、次回はここからさらにステップアップした方法をお伝えします。

イメージ記憶をしたければ視覚に頼り過ぎない。五感や感情も乗っける

 

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