暗記が苦手なのは、記憶する楽しさをまだ知らないから
暗記することが苦痛になっていませんか?
全然覚えられない…
覚えるのに時間がかかりすぎる…
「暗記=苦手、苦痛、面倒くさい」そんな風に思っていませんか?こう感じてしまうのは、記憶することの楽しさをまだ知らないからだと思います。
暗記といえば繰り返し書いたり、繰り返し音読したりする単純な反復作業だと思っていませんか?これではつまらないのも当然です。学校や塾でも記憶する楽しさは教えてくれませんからね。
そこで今回は記憶の楽しさを伝えていこうとおもいます!
映画を観るのを楽しむようにして記憶する
HiRo
いきなりわけの分からないフレーズからはじまりましたが(笑)
私は記憶することがとても楽しいです。記憶競技ではシャッフルされたトランプやランダムに並んだ数字の羅列などを記憶したりしますが、これも楽しいからできるのです。
もう少し厳密に言うと、記憶する時にイメージを描くことが楽しいのです。
例えばトランプを記憶する時には、トランプ全てをイメージに変換して記憶しています。トランプをめくりながら1枚1枚が頭の中でイメージとして駆け巡っていくのです。そして1組のトランプを記憶している間に、まるでファンタジー映画を観ているかのように映像が浮かび上がってくるのです。
この画像のように1組のトランプを記憶する時には1本のショートムービーを楽しむことができるのです。そして毎回違った登場人物で違ったストーリーを楽しむことができるのです。
それが先ほど述べたフレーズの意味です。
HiRo
はた目から見ればただ単にトランプを眺めて、トランプを必死に記憶しているだけのように見えるでしょう。
しかし私の頭の中ではトランプをめくりながら、トランプが次々とイメージに変わり、映像としてストーリーが流れているのです。そしてそのストーリーを思い描くのがとても楽しいのです。
トランプを記憶しているというよりも、トランプからあふれ出てくるイメージのストーリーを覚えているのです。そしてそのストーリーをもとにして、解答する時にはイメージのストーリーからトランプへと逆変換を行っているのです。
要するに映画を観て、そのストーリーを楽しむようにして記憶しているのです。
覚えたいものをイメージ化する
イメージと結び付ける
暗記が苦手と思うなら、「映画を観るのを楽しむ」と思ってください。覚えたいものをイメージ化していくのです。
例えば漢字を覚えたいなら、その漢字の成り立ちを調べてみるとよいでしょう。どうやってその漢字が出来たかをイメージすることで記憶として残りやすくなるでしょう。または漢字の意味と結び付けて、その意味をイメージ化してみるのもよいでしょう。そして漢字とイメージを頭の中で結びつけるのです。
英単語を覚えるにしても同じです。その語源を調べてみたり、接尾語や接頭語からイメージを膨らませることで記憶として残りやすくなります。語呂合わせのようにして日本語の意味と結び付けるのもよいでしょう。
海外ドラマのワンシーンを切り取る
私の場合は英単語やフレーズを覚える際には海外ドラマを利用しています。
ドラマの中から気になる単語やフレーズを抜き出して、そのドラマのシーンを頭に描きながら、単語やフレーズを映像と結び付けて記憶しています。
もうずいぶん古いドラマになってしまいましたが「FRIENDS」はずっと大好きで、いまだに何度も何度も見返しています。音声だけをスマホにいれていつでもどこでも聞けるようにもしています。もう音声を聞いているだけで、ドラマの情景がありありと浮かんでくるんですよ。
映像と結び付けて記憶することで、「こんな場面ではこんなフレーズが使えるな」とか場面に応じて使用することができるので実用性もバッチリです!ひたすら紙に書いて覚えたとしても、使いたい時に使えなければ意味ないですからね。
こんな風にして、出来る限りイメージと結び付けるようにしてみてください。そうすることで記憶としても残りやすく、記憶することが楽しくなってきます。
繰り返し書いたり、繰り返し音読するのも悪くはないですが、そればかりでは飽きてきちゃいますよね。いつの間にか回数をこなすことが目的になっていたり、書いてはいるけど、ぼんやりしていて頭に全然入ってこなかったりすることもありますし。
イメージとして記憶に取り込めば、引き出す時も楽ですよ!
イメージを描くことを楽しむ
楽しいイメージを利用する
イメージ化する時に一つ大事なポイントがあります。それは楽しいイメージを利用することです。
海外ドラマにしても大好きなFRIENDSだから繰り返し何度も見ても飽きないですし、映像として浮かび上がってくるのです。これが退屈で興味がないドラマだったとしたらイメージを描くのも一苦労でしょう。
トランプや数字をイメージに変換する時も、出来るだけ自分が好きなものをイメージとして並べていますし、ストーリーもできるだけ楽しいイメージを描き、記憶として残りやすいようにしています。
楽しいイメージだから記憶に残る
好きなもの、楽しいものほど記憶に残りやすいです。好きなアイドルグループのメンバーや好きなサッカーチームの選手は覚えようとしなくても自然と覚えていたりするものです。必死に紙に書いて名前を覚えたりはしていないと思います。楽しいイメージを利用して記憶に残りやすくする工夫をしてみましょう。
脚本・監督はあなた自身
イメージ化する時の脚本・監督はあなた自身です。ストーリーに誰を登場させても、どんなストーリーを描いても構わないのです。自分が楽しいと思えて、記憶として残しやすいイメージなら何でもいいのです。
私もトランプを記憶しているときにはイチローとサッカーをしたり、くまモンが空を飛んだり、ウルトラマンとコーヒーを飲んだりと、ありえないようなファンタジーな世界が繰り広げられています。少しだけ専門的な話をすると、「PAO-system」と呼ばれる、突拍子もないようなイメージを描く記憶のテクニックを利用しています。ありえないようなイメージの方が強烈なイメージとして記憶としても残りやすいのです。
世界記憶力選手権で過去3度のチャンピオンに輝いたBEN PRIDMOREさんは主にアニメのキャラクターをイメージに利用しているとおっしゃっていましたし、記憶競技の選手は皆それぞれ違ったイメージを利用しています。どんなイメージを利用しているかで、その人の趣味嗜好が分かったりするのも、記憶競技の面白さの一つだったりします。
イメージを作ること自体を楽しむ
あなたも脚本・監督となって記憶に残りやすいストーリーを作り上げるようにしてみてください。これができるようになってくると記憶することが本当に楽しくなってきます。漢字や英単語を覚える時でも、どうやって面白いイメージを作ろうかと、工夫してみてください。そんな工夫をしているとイメージを作ること自体が楽しくなってきます。
「暗記=苦手、苦痛、面倒くさい」そんな思いも払拭できるでしょう。
まとめ
- 暗記が苦手、苦痛と感じるのは、記憶の楽しさをまだ知らないから
- 覚えたいものをイメージ化する
- 楽しいイメージを利用する、楽しいイメージだから記憶に残る
- 脚本・監督はあなた自身
- イメージ化すること自体を楽しむ
HiRo
これで冒頭のこのフレーズの意味は分かってもらえたでしょうか?
必死に暗記をしようとするのではなくて、映画を観るようにストーリーを描くのです。覚えたいことをイメージ化し、そこからストーリーを描くだけでいいのです。そうすれば記憶する楽しさを感じられるようになります。
イメージを描くのが楽しい!楽しいから覚えられる!覚えられるから自信になる!
こんなサイクルをつくっていきましょう。
それでは今日も記憶することを楽しみましょう♪Let’s have fun !