テレビカメラや観客の前で記憶するのは想像以上に難しかった・・・

記憶の達人たちは集中力も半端ない!!

テレビ番組で記憶の達人がトランプや人名などをスラスラ記憶するような企画があったりしますよね。

親しくさせていただいている元記憶力日本チャンピオンの青木健さんも、こんな感じでテレビ出演されていますが。

 

 

こういうのを見るたびに、記憶力もすごいけど、集中力もすごいな~と感心させられます。

テレビカメラがあったり、いろんな人に注目を浴びた中でやるのは相当なプレッシャーややりづらさもあるだろうな~と思います。

 

以前にも記事で書いたことがありますが、記憶の達人たちって記憶力だけでなく集中力もほんとにすごいんですよね。

1分間で集中力をMAXに!記憶の達人は集中力も凄かった!

 

 

ついに私もカメラの前でやることに・・・

そして私もついにカメラの前でやることになりました…。

それが先月行われたメモリーリーグの日本大会です。

You tubeでのライブ配信があり、観客も入るということで、大会前からかなりビビッていました(笑)

しかも招待選手として呼んでいただいて、大会を盛り上がてくださいともいわれていたので、無様な姿は見せられないし。。。

 

さらに、なんと!

 

大会の数日前に某テレビ局が取材に入るということも聞かされて、余計にプレッシャーかかってきたんですよね。

 

テレビカメラまで来るだと!!

 

HiRo

ガクガク・・・ブルブル・・・

 

 

緊張感半端ないって!!

私も雑音があるカフェで練習をしたり、公園で子供たちに不思議そうな目で見られながらトランプを記憶したりと、それなりに対策をしてきたつもりですが、そんなのとは比べ物にならないくらいの緊張感でした。

 

人の話し声に関しては、耳栓とイヤーマフをダブルにつけていたのでそんなに気にはならなかったのですが、視界のまわりにカメラマンや観客がちらつくのが無性に気になってしまうんですよね。

 

それに観られているプレッシャーが半端ない!!

 

リアルタイムでYou tubeで配信されていると思うと、それもプレッシャーになるし!!

 

HiRo

緊張感半端ないって!!

 

自分の世界に入れない

普段なら競技が始まる前の20秒間で呼吸を整えて、自分の世界に入り、イメージを描くことに集中するのですが、そんな余裕もほとんどありませんでした。

 

プレーをしながらも、周りが気になったり、雑念が浮かんできたりして、

周りを気にしちゃダメだ、画面だけに集中しろ!ちゃんとイメージを残すんだ!

みたいなことを必死に思っているんですが、

もうそれ自体が集中できていない証なんですよね。

本当に集中していたら、そんなことも考えたりしていないはずですし。

 

しかもメモリーリーグは記憶時間は1分間しかないので、集中できないと、あたふたしたまますぐに終わってしまうんですよね。

5分くらいあれば気持ちの立て直しをしたり、復習をしたりすることもできますが、1分間なので、あたふたしてるとほんと一瞬のうちに終わってしまう感覚です。

 

特に初戦なんかは緊張感も高かったですし、システムトラブルで1ゲーム目がノーゲームになったり、しばらく中断があったりして、メンタル面の調整も非常に難しかったです。

 

その後の第2戦では台湾チャンピオンに3勝1敗で勝利し、第3戦では4連勝のストレート勝ちをしたんですけど、

 

そういいところに限ってYou tubeでは配信されてなかったんですよね(笑)

 

 

普段の実力を出すのは難しい!

観客を入れて、ライブ配信をしての大会は日本初の試みなので、他の選手たちもみんなやりづらさはあったと思います。

私だけでなく、出場していた選手たちはみんな普段の力は出し切れていませんでしたからね。

スコアだけを見ると、みなベストにはほど遠いです。

 

名前を出しちゃって悪いけど、和田選手なんか名前の種目で0点っていうのもありましたからね。

HiRo

和田さん、すまん!

 

右が対戦中の和田選手。

 

 

You tube配信で見ている人からすると、

何をやっとんじゃーー!!

って感じかもしれませんが、会場のあの独特の緊張感の中だと、記憶が飛んでしまうこともあるんですよね。

 

それに1日にかなりのゲーム数をやるので、脳のスタミナもかなり消耗してくるんですよ。

普段の実力からじゃ絶対に考えられないですもん。

HiRo

それにしてもさすがに0はまずいだろ!(笑)

 

 

記憶力チャンピオンのすごさは記憶力だけじゃない!

そんな状況でも、それほどスコアを落とすことなく、ぶっちぎりの強さを見せつけて優勝した平田選手は本当にすごいなと!

もともと実力も世界トップレベルで、ほかの選手たちよりも群を抜いていましたが、優勝して当然だという目でみられていたので、相当なプレッシャーもあったと思います。

対戦の合間でもインタビューを受けたりと忙しそうにもしていましたし。

 

表現悪いですが、ほんと「バケモノ」です(笑)

 

モンスター級の強さです!

 

記憶力のチャンピオンですが、記憶力だけでなくて、集中力やメンタルもめちゃめちゃ強いです!

 

この凄さ、強さをどのように表現すれば伝わるだろうかといろいろ考えたのですが、

語彙力が乏しいので「バケモノ」としか出てきませんでした(^^;)

HiRo

平田さん、すみません!

 

結論:平田さんはバケモノ

私も今回初めてカメラや観客の前で記憶するという経験をしてみて、あらためてテレビ番組で披露している記憶の達人たちの凄さを実感しました。

そして、平田さんはバケモノでした(笑)

 

同じくキッズチャンピオンの高岡柚月選手も、耳栓もイヤーマフも何もなしでプレーするんだから、ほんと集中力がすごいなと!!

「記憶の達人たちは集中力もすごい!」というのを改めて実感した1日でした。

 

集中力に関しては、テレビでもよく記憶術を披露している池田さんのこの本がマジでおすすめです!

 

2 COMMENTS

青木 健

テレビカメラがあったり、観客がいると緊張しますよね。誰しも練習の時のようにはなかなかできないと思います。
僕もテレビの時などは緊張しますが、できる限り準備や想定をして「これだけ準備したから、ダメだったらしょうがない!」という気持ちでやっています。

特に記憶って脳と密接に繋がっているので、緊張やパニックなどのある意味異常な状態では和田選手のように0ポイントをとっちゃったりしてしまいます。
0点というのは良い意味でも悪い意味でも、和田選手らしいですね!笑
これは誰にでもありうることなので、「そういうことが起きることもあるよ。」くらいの気持ちで臨むと良いかもしれないですね。
一番やっちゃいけないのは「外しちゃダメだ!集中しなきゃ!」などと考えるとドツボにはまると思うので、
良い意味で「ダメだったらしょうがない!」くらいの気持ちで開き直って行く方が良いのかもしれないですね。

まあそれにしても実力は当然として、
直也選手のメンタルの強さは本当に化け物なので、なかなかマネはできないですねえ….笑
僕も見習いたいものです。

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HiRo

青木さん
メディアの出演経験が豊富な青木さんでも緊張するんですね。
番組を見ていると、緊張どころか堂々としてすごく自信があるようにも見えますが、その裏には周到な準備や想定があるからなんでしょうね。
準備が不足していると、それが不安にも繋がりますしね。
確かに「集中しなきゃ!」とか考えちゃうと、余計に集中できなくなりますね。私は今回見事にこのドツボにはまってしまいました(^^;)
グループリーグを1位で通過して、メダルもちらつきはじめて、うまく開き直ることができませんでした。
青木さんのように緊張をうまくコントロールして、良い意味で開き直れるのが、チャンピオンになったり、メディアの前でも実力を発揮することができる秘訣なんでしょうね。
これは競技だけでなく、受験や面接でも言えることですね。
経験者からの貴重なコメントをありがとうございます!

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