イメージを順番通りに記憶するには
ここまではイメージで処理することの重要性について書いてきましたが、イメージで処理をすることが分かっても、次はそれを順番通りに記憶するのが難しいと思います。
言語化では難しい
一つ一つ言語化して、「空、猫、川、サクランボ…」と言葉として記憶していくのも一つの手ではありますが、前にも話した通り、このやり方では時間がかかってしまいます。それに言語化して記憶しようとすると、たくさんのものを覚えようとすると徐々に最初の頃の記憶が薄らいできます。
ストーリー法でも難しい
中には画像1枚ずつストーリーを作って、ストーリーを繋ぎ合わせて記憶していく人もいると思います(ストーリー法)。この方法も悪くはないですが、一つ一つにストーリーを作っていては時間がかかってしまいます。また中にはストーリーが作りにくい画像も出てきたりしますのでタイムロスもしやすいです。Memory LeagueのImagesでは制限時間が1分なので、レベルが上がり枚数が増えてくるにしたがって苦しくなると思います。
さらにストーリー法には一つ弱点があります。どこかでつまずいてしまうと、そこでストップしてしまいます。後ろの方のストーリーを部分部分に覚えていたとしても、それが何枚目かを判断するのも難しいでしょう。
ベースとなるのは記憶の宮殿
そこでイメージを順番通りに記憶する方法をお教えしましょう!
イメージを順番通りに記憶したければ、記憶の宮殿を利用することです。一つ一つのイメージを宮殿に並べていけばいいのです。記憶の宮殿については詳しくはこちらを参考にしてください。
順番通りに記憶しなければいけないものには、記憶の宮殿が非常に有効です。記憶の宮殿に順番にイメージを並べていき、あとは解答するときに、宮殿に並んでいるものを順番通りに回収していけばいいのです。宮殿を歩きながら、そこに並べたイメージを一つ一つ取り出していくだけです。そうすれば順番を間違えることはありません。
もし思い出せないところが出てきても、次に進めばいいのです。分かるところから解答していけばいいのです。
イメージ記憶を身につけるなら、記憶の宮殿を利用することです!歩き慣れて、しっかり馴染んだ宮殿さえ準備できていればイメージ記憶はそんなに難しくはありません。
記憶の宮殿が土台になる
まだ記憶の宮殿がしっかりと出来ていないなら、焦らずに記憶の宮殿をしっかりとマスターすることです。記憶の宮殿を作り、何度も散策して記憶の宮殿を体に馴染ませることです。
目を閉じていても、開けていても、スラスラと歩ける(イメージできる)まで宮殿を体に馴染ませることです。
イメージ記憶に限らず、トランプ記憶にしても数字記憶にしても、どれもベースは記憶の宮殿です。記憶の宮殿という記憶力の土台があってこそ成り立っているのです。土台となる記憶の宮殿をしっかりと作り上げてから、イメージ記憶にチャレンジしてみてください。
記憶の宮殿が出来てから挑戦してみると、あっさりとクリアできる自分に驚くかもしれませんよ!
Memory Leagueのレベル10、MAX30枚の正解を目指してみてください。