@kioku_no_kyuden ブログを読ませていただきました。
理系受験生です。
確かに化学や生物など暗記科目はかなり得意になれそうですが数式や数学の解法などはどのように暗記すればよいのでしょうか?— 出世魚 (@examofuniv) 2019年2月11日
こういったツイートをいただきました。
私もまだまだ修行中の身なので、あまり偉そうなことは言えませんが持論を書いてみたいと思います。
記憶術はあくまで手段の一つ
例えば東京から北海道まで行くとして、行き方はたくさんありますよね。
車で行ってもいいですし、飛行機を使うこともできますし、フェリーを使うことだってできますよね。
時間はかかりますが自転車旅やヒッチハイクといった方法もあります。
目的地への到達方法はいろいろありますし、時間や値段や目的などを考慮して自分にベストなものを選べばいいと思います。
そして記憶術もこれと同じで手段の一つだと思います。
勉強に記憶術が役立ちそうだと思うところはどんどん使えばいいと思いますし、使えないと思うところは別に無理して使う必要はありません。
記憶術が必ずしも一番の近道とは限りません。
勉強の内容や目的によっても違ってくると思いますし、その人のスキルによっても違ってくると思います。
暗記がベストのルートとは限らない
質問にもあった数式や解法といったもの。
これらはイメージ化が難しかったりもしますが、丸暗記するだけならできないこともないと思います。
記憶術を使えばランダムに並んだ数字やトランプといった無機質なものでも記憶することができるので、数式や解法みたいに意味や流れがあるものは暗記できなくもありません。
でも暗記するのがベストのルートかといえばそうでもないように思います。
丸暗記しただけで「なぜそうなるのか?」といった理解がなければ、実際に問題を前にした時に解けないこともあると思います。
応用がきかない場面も出てくると思います。
記憶術を使って覚えるよりも、理解しながら問題をこなしていく方が近道だというケースもあると思います。
記憶術を使うとするなら、まずは理解をしたうえで、理解したものを整理していく段階でキーとなるものを選び出してイメージ化して覚えていくのはアリだと思います。
1つの方法だけでなくミックスしてみる
私は最近は英語のフレーズを覚えています。
DUO3.0で80英文を8分で暗唱してるんだけど、まだ能力が覚醒しない模様。おかしいな。取りあえず、今月は100英文まで増やして暗唱を続ける予定。これで特殊スキルがアンロックされるはずなんだけど、何も起きなかったらどうしよう😱
— いしけん👺🍁 (@IshikenGTX) 2019年2月4日
いしけんさんのツイートの「特殊スキルがアンロックされる」って表現がツボにはまって、これに感化されています(笑)
HiRo
私は英語のフレーズを覚えるときも記憶術を使っています。
フレーズの内容をイメージに変換したり、イメージを記憶の宮殿に並べて順番通りに覚えたりもしています。
でもそれ以外にも繰り返し音読をしたりもしますし、繰り返し音声を聞いたりもしています。
音読するときには感情を込めてみたり、アクションをつけて臨場感を出してみたりして、フレーズを吸収できるようにと自分なりに工夫もしています。
一つの方法だけではなく、いろいろとミックスさせています。
先ほどの東京から北海道までの例でいうなら、東京から新千歳までは飛行機で行くけれど、北海道内ではレンタカーを借りたり、時にゆっくり歩いて回ったりするみたいな感じで、いろいろと使い分けています。
英語のフレーズを覚える目的は、私の場合は試験ではありません。
フレーズを覚えることによって、それに近い表現も言えるようになること。それに近い表現も聞き取れるようになること。
単に覚えるだけでなくて、使い物になるレベルにすることです。
そしてもっと大きな枠組みでいえば、フレーズをストックしていくことで、英語の感覚を養っていくことです。
なので記憶術だけでそれがカバーできるとは思っていませんし、記憶術が最短ルートだとも思っていません。
記憶術を活かせるところは存分に活かすけれど、他にもミックスしながら目的地を目指しています。
旅程を考えるのを楽しむように
旅行の道程を考えるのって楽しいですよね。
そこまで何で行くか、どこに寄るか、どういったルートでいくか。
フェリーを使おうかな、それとも飛行機にしようかな
ここは歩くのは大変そうだからタクシーを使おう
帰りは違う路線を使ってみよう
勉強のスケジュールを組む時もこれに近いものがあると思います。
ここは覚えておかないとどうにもならないから、記憶術を使ってさっさと覚えてしまおう。
問題を解くときに使えなきゃ意味ないので、ここは問題を解きながら理解を中心にすすめていこう
理解したものをポイントを絞って記憶の宮殿に並べておこう
こんな風にどういった手段を選べばいいか、どこが記憶術を活かせるかを、旅程づくりを楽しむようにやってみてはいかがでしょうか。
記憶術がどこまで活かせるか、どこまで役立つかは個人差もあると思います。
個人個人のスキルの差もあると思います。
記憶術が必ずしもベストなルート、最短ルートとも限りません。
記憶術はあくまで手段の一つです。
どの手段を使って、どのルートでいくか、それを選択するのも一つのスキルだと思います。
旅程づくりを楽しむように、このスキルも磨いていきましょう。
HiRo