今回はすでに記憶の宮殿を作り終えて、メモリーリーグで記憶力のトレーニングをしている人や、メモリースポーツ(記憶力競技)をやっている競技者向けの内容になります。
といってもそんなに難しい内容ではないので、記憶の宮殿に興味がある人はよかったらお付き合いください。
種目ごとに専用コースを作ろう!
メモリーリーグを具体例にして説明していきたいと思います。
ちなみにメモリーリーグというのは記憶力のトレーニングができるサイトです。
「メモリーリーグって何?」って方はこちらに使い方等をまとめているので参考にしてください。
種目ごとに記憶の宮殿を固定する
では本題に入っていきますが、メモリーリーグではCards(カード)、Numbers(数字)、Images(イメージ)、Words(単語)、Names(名前)、International Namesの全部で6つの種目があります。
6種目ありますが、名前は順番通りに覚える必要もないので、記憶の宮殿を使わなくてもいいですよね。
つまり記憶の宮殿を使うのは、カード、数字、イメージ、単語の4種目です。
そして4種目あるので、それぞれの種目ごとに記憶の宮殿を固定してしまいましょうというのが今回のメインテーマです。
例えば記憶の宮殿が全部で10種類あったとします。
記憶の宮殿のコース1、コース2、コース3・・・みたいな感じで10種類あったとしたら、
カードならコース1を使う、数字ならコース2、イメージはコース3、単語はコース4を使うみたいな感じで、種目ごとに記憶の宮殿を固定するのです。
さらにはカードの1回目はコース1を使い、2回目の時にはコース5を使うみたいな感じで、同じ種目でも複数のコースを用意しておくと同じコースの使いまわしをしなくてもよくなります。
記憶の宮殿の割り振りに悩まなくていい
次は記憶の宮殿のどのコースを使おうかな~?
メモリーリーグでトレーニングをしている時に、こんな風に悩んだりしていませんか?
私も昨年のメモリーリーグのリーグ戦Season1に参戦していた頃は、種目ごとに固定していなかったので、対戦のたびに宮殿の割り振りに頭を悩ませていました。
リーグ戦では一度の対戦で計6種目を行うのですが、1種目終えるごとに、「次はどのコースにしようかな~」と悩んだり、相手がどの種目を選ぼうが関係なく、「次はこのコースだぁ!」みたいな感じでやっていました。
HiRo
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種目ごとに記憶の宮殿のコースをあらかじめ決めておくと、こういった宮殿の割り振りで頭を悩ますこともなくなります。
特に記憶力競技の場合はメモリーリーグよりも種目が増えたり、時間も長かったりするので、記憶の宮殿もたくさん必要になってきます。あらかじめどの種目でどの宮殿を使うかを決めておくことは非常に重要になってきます。
HiRo
専用コースを決めることで成績も安定する
例えばカードとイメージ(Images)の種目では登場するイメージ(記憶するもの)も変わってきますよね。
カードならあらかじめ自分で決めておいたイメージしか登場しません。
カードは全部で52枚なので1枚につき1つのイメージなら52種類です。
PAやPOなら52×2種、PAOなら52×3種といった具合に記憶のシステムに応じて登場するイメージの数は異なりますが、イメージはあらかじめ自分で決めておいたものしか登場しません。
それに対してイメージ(Images)の種目はどんなものが登場するか分かりませんよね。人物だったり、動物だったり、風景だったりと様々です。
登場するイメージも違ってくるので、カードならこのコース、イメージ(Images)ならこのコースといった具合にコースを決めておくことで、そのコースに登場するイメージに次第に慣れてくるので成績も安定してくるようになります。
(※ 頭の中で描く「イメージ」と、種目の「イメージ」が紛らわしいので、種目の方にはカッコしてImagesってつけてます。)
一流アスリートたちは種目ごとにコースを固定している
ここまでいろいろと偉そうに書いていますが、私も昨年の10月まではコースを固定していませんでした。
私がコースを固定するようになったのは昨年10月に台湾選手権に参加したのがきっかけでした。
台湾選手権には記憶力日本選手権の元チャンピオンでもある青木健さんと参加したのですが、会場に向かうタクシーの中でいろいろな話をしている時にこのようなアドバイスをもらいました。
記憶の宮殿は種目ごとに固定した方がいいですよ
HiRo
その時に初めて一流アスリートたちは種目ごとに記憶の宮殿を固定していることを知ったんです。
そしてそのアドバイスを取り入れてから成績も安定するようになってきました。
記憶の宮殿が少ない人は使いまわしでOK
記憶の宮殿のコースがまだ1つしかないんですけど~
記憶の宮殿を作り始めたばかりで、コースがまだ1つや2つくらいしかない人もいると思います。
そういった人はしばらくは使いまわしで構いません。
種目を気にせずに同じコースを使って、記憶の宮殿に慣れるようにしましょう。
慌てて複数のコースを作ることよりも、まずは1つでも2つでもいいので、記憶の宮殿を使った記憶法に慣れることを優先させましょう。
HiRo
まとめ
- 種目ごとに記憶の宮殿を固定しましょう
- 専用コースを決めることで成績も安定してくる
- 一流アスリートたちは種目ごとに記憶の宮殿を固定している
- 記憶の宮殿が少ない人は使いまわしでOK
記憶の宮殿の数が少ないうちは使いまわしでかまいませんが、宮殿の数が増えてきたら種目ごとに固定するようにしましょう。
これは競技だけでなく、勉強などに利用する時も当てはまると思います。
例えば英単語を覚える時はこのコース、TODOリストの時はこのコースみたいに覚える内容によって記憶の宮殿との相性みたいなものがあったりするので、内容に応じて使い分けをしてみるとよいかと思います。
HiRo