数字を記憶するには数字をイメージに置き換えることが大事ということを以前の記事でも書きました。
数字記憶とは?100桁の数字もたったの1分で覚えるテクニック
しかしそのイメージに置き換える方法がなかなか難しかったりすると思います。そこで今回は数字を人物(キャラクター)としてイメージに変換する方法について紹介していきたいと思います。
数字を人物にイメージ変換
「数字をイメージに変換するテクニック」の記事では、87を「鼻or花」に変換したり、33を「耳」といった具合に物のイメージに変換していきました。
しかしイメージに変換するのは物でなくても構いません。人物でも構わないのです。
私は00~99までの数字を全て人物としてもイメージ化しています。人物のイメージを利用することで、イメージに躍動感を持たせることもでき、人物の声や特徴などからイメージをよりリアルに描くことができます。
物のイメージを使ってもなかなかイメージが浮かんでこない数字は、人物のイメージを使うようにしてみてください。
HiRo
「石」がつく有名人といえば?
さてここで一つ質問です!
「石」がつく有名人といえば真っ先に誰が思い浮かびますか?「石」という字が頭についている人を一人思い浮かべてみてください。
HiRo
「石」のつく有名人の一例
石原さとみ、石田純一、石黒賢、石川遼、石原裕次郎、石田ゆり子、石川佳純、石井杏奈、石井琢朗、石川恋、石井竜也、石野真子、石田三成・・・(敬称略)
「石」がつく有名人はけっこう多いですね。
今頭にパッと浮かんだ有名人は、あなたが一番イメージしやすくて、一番なじみがある人物だったと思います。「石」がつく有名人の代表はその人だったということです。
ここでなぜ「石」がつく有名人を思い浮かべてもらったかというと、それは「14」という数字をイメージ化するためです。
14を語呂合わせのように読むと、「イシ」となりますよね。14は「イシ」なので、14は今頭に浮かんだ有名人をイメージとして当てはめればいいのです。
私の場合は「石」がつく有名人といえば石原さとみさんが真っ先に思い浮かぶので、14という数字に石原さとみさんのイメージを当てはめています。こんな風にして数字を人物としてイメージ化していけばいいのです。
HiRo
数字をキャラクターに変換する方法
ゴロを使う(ちょっとぐらい強引でもいい)
「石」がつく有名人から14をイメージ化してもらいましたが、このようにゴロを利用するのが一番簡単で分かりやすいです。
たとえば30なら「さん」と「まる」なので「さんま(明石家さんまさん)」に変換。
33なら「ささ」と呼んで、「佐々木希さん」に変換するといった具合に変換していけばいいのです。
ゴロは少々強引でも構いません。自分さえ分かればいいのです。なかなか思い浮かばないときは英語や中国語の読みを利用したりしてもかまいません。
私は21を人物に置き換えるのに苦戦したのですが、ここでは「2」を英語読みの「ツー」として21を「ツィイー」と読み、中国の女優のチャン・ツィイーさんに置き換えることにしました。やや強引ですが、イメージを描くのは自分ですし、自分さえ分かればいいのです。
その人に関係する数字(背番号など)
必ずしもゴロにこだわる必要はありません。語呂を利用しなくても数字とうまく結び付けられる方法があれば、そちらを利用してみてください。
例えば私の場合は51といえば何よりも真っ先にイチローさんがイメージに浮かぶので、51はイチローさんのイメージを当てはめています。好きなスポーツ選手の背番号など、数字にまつわる人物を当てはめていくのもおすすめの方法です。
一つ注意点を挙げるとすれば、ゴロとどちらを優先させるかを決めておくことです。イチローさんといえば背番号は51ですが、ゴロでいえば16と置き換えることもできます。どっちだったかと混乱を招かないように、あらかじめどちらを優先するのかルールを決めておくと安心です。
HiRo
自分に馴染みがあるキャラクターを選ぶ
人物はできるだけなじみのある人を選んでください。馴染みがある人物ほどイメージも描きやすく、声や特徴や動きなどから躍動感を出すこともできます。
人物は人でなくてもかまいません。アニメや特撮ヒーローのキャラクターでも構いません。馴染みがありイメージが浮かびやすいキャラクターを採用しましょう。世界記憶力選手権で3度の優勝に輝いたBEN PRIDMOREさんは大のアニメ好きでアニメキャラクターを利用しているそうです。
数字からキャラクターへの変換トレーニング
数字からイメージへ瞬時に変換
数字をキャラクターのイメージに置き換えることができたら、あとは数字を見た瞬間にそのキャラクターをイメージできるように練習することです。
14という数字を見たら、瞬時にさきほど思い浮かべてもらった有名人をイメージとして浮かべるのです。初めのうちは難しく感じると思いますが、これもしばらく(目安として1か月くらい)練習していれば、すぐに浮かんでくるようになります。
日常生活の中でトレーニングをする
数字は生活のいたるところにあふれているので、いつでも手軽にトレーニングをすることができます。たとえばデジタルの時計を見る時も、時間を確認するのと同時に、その数字をイメージに変換する練習をしてみましょう。
すれ違う車を見ながら、車のナンバープレートをイメージに変換するのもよいトレーニングになります。車が通り過ぎるまでにイメージを描くようにすることで瞬発力も鍛えられます。これは私もいまだによくやっているトレーニングです。数字をイメージ化するトレーニングはいつでも手軽にできるので積極的に取り入れてみてください。
数字の羅列が人物の羅列に見える
数字の羅列が騒がしい
イメージの変換に慣れてくると、数字の羅列が物や人物の羅列に見えてきます。私の場合は00~99までを全て人物にも変換しているので、数字の羅列が全て人物の羅列のように感じられる時もあります。
数字を眺めているとそのキャラクターの声が聞こえてきたり、動きが見えてくる時もあります。数字の羅列がとても騒がしく感じられる時もあります。明石家さんまさんのようにイメージの世界でもしゃべりっぱなしで笑い声が響いている人もいます(笑)。
こういったイメージは記憶として強く残しておくのには良いのですが、記憶競技のようにスピードも求められる場合には、そのキャラクターの話し声を極力無視して次に進んでいくことが大事だなと思っています。さんまさんのしゃべりをスルーするスキルが必要になります(笑)
HiRo
イメージの世界が楽しい
私は「記憶することが楽しい」と他の記事でも何度も書いていますし、このブログのメインテーマも記憶することを楽しんでもらうことです。
そして記憶の楽しさは、こういったイメージに変換したり、イメージの世界を歩くことでもあります。自分の好きなキャラクターたちを登場人物にし、自分のオリジナルのストーリーを描いて、自分オリジナルの妄想世界を存分に楽しむことだと思います。記憶力を高めるコツはこの妄想世界をどれだけ楽しめるかだと思っています。
さぁ一緒にイメージを描くことを楽しみ、記憶することを楽しみましょう♪
HiRo