- 英語の暗唱って効果あるのかな?
- 暗唱には具体的にはどんな効果があるのだろう?
- 暗唱をやってみようと思うけど、やった人の感想を聞いてみたいな
今回はそんな疑問を持つ人に向けての内容です。
この記事の信頼性
私は英語の暗唱を2年以上続けています。
ドラゴンイングリッシュの100文、金のセンテンスの360文を全て記憶し、スラスラと暗唱できるレベルまでやりこみました。
暗唱のお陰もあってTOEIC900点もクリアしました。
その実体験をもとに、私自身が実際に感じた暗唱の効果について書いていきます。
英語暗唱を2年以上続けてみた結果……やってみて分かった12のこと
使える単語やフレーズが増える
暗唱をすることで使える単語やフレーズを増やすことができます。
「知っている」と「使える」というのは別
単語の意味をただ知っているだけで満足していませんか?
文章の内容を理解できただけで満足していませんか?
文章に出てきたら読めるけど会話では使えない。
考えたら出てくるけど、すぐには口から出てこない。
そういった単語やフレーズがあると思います。
暗唱をすることで、そういったものを「使えるレベル」へ引き上げることができます。
暗唱を通じてたくさん口に出して、体に馴染ませることで、口からフレーズが出やすくなります。
「知っている」という状態から、「使える」という状態にランクアップさせることができるのです。
英語の回路ができる
繰り返し暗唱していると、いちいち考えたりしなくても、自然と口から出てくるようになります。
例えば楽器でも、はじめのうちは考えながら指を動かしていたのが、慣れてくればスラスラと自然と指が動くようになってきますよね。
それと同じようなもので、英語の暗唱もスラスラといえるレベルまで繰り返していると、いちいち頭の中で考えたりしなくてもフレーズが自然と口から出てくる状態になります。
私も暗唱をやることで英語脳といいますか、英語の回路みたいなものが出来上がっていくのを実感しました。
英語の語順のまま理解できる
暗唱するには英語の語順のまま、覚え、理解し、吸収することになります。
覚えたフレーズを暗唱する際には英語の語順のまま先頭から口に出していきます。
頭の中で戻り読みをするようなこともできません。
暗唱することで自然と英語の語順のまま理解できるようになっていきます。
英語の語順のまま理解できるようになるとTOEICのパート7でも読むのがスムーズになりますよ!
英語の瞬発力が鍛えられる
暗唱を繰り返していると、だんだん速く言えるようになってきます。
初めは10フレーズを暗唱するのに10分近くかかっていました。
「えーっと・・・」と一つ一つ考えながら絞り出していく感じで、出てこないところをテキストで確認したりもして、すごく時間がかかるものです。
それでもしばらく繰り返していると、タイムもどんどん短くなっていきます。
だんだんと滑らかに言えるようにもなり、瞬発力も鍛えられていきます。
英会話では瞬発力も必要になりますよね。
思ったことをサッといえるためには、瞬発力がいります。
暗唱をすることで英語の瞬発力だって鍛えられるのです。
細部にまで意識がいく
暗唱をすることで、英語の細かいところにまで意識が向くようになります。
例えば「a」なのか「the」なのかや、「単数形」か「複数形」かといったことも意識するようになります。
ただ英文を読んでいるだけだと、そういう細部まで意識することなく、読み流していることも多いと思います。
しかし間違えずに暗唱するには、そういった細部にまで意識を払わなければいけません。
暗唱することで細部にも意識が向くようになり、英語の語感みたいなものも養われていきます。
TOEICのパート5の問題を解いている時でも、そういった細かいところにも意識を向けながら読めるようになるので、時制や態を問われるような問題にも強くなります。
コロケーションに強くなる
暗唱をしているとコロケーションをそのまま吸収できます。
TOEICパート5でもコロケーションは秒殺できるようになります。
リスニングも鍛えられる
暗唱することでリスニング力も鍛えられていきます。
暗唱でなんでリスニング力がつくの?
そんな風に思われるかもしれませんが、暗唱しようと思うと当然だけど発音ができなければいけません。
きちんと暗唱できるようにするには、まずは聞かないといけないんです。
暗唱の手本となる音声を何度も繰り返し聞くことになるから、自然とリスニングの量をこなすことにもなります。
たとえば好きな曲のダンスの振り付けをマスターするとしたら。
まずはYou tubeなどで振り付けを確認しますよね。
わからないところは繰り返し再生したり、スローにしてみたりすると思います。
そうやって繰り返し見ているうちに、ただ見ているだけじゃ気づかなかった細かな動きにも気付けることがあるでしょう。
暗唱でもまさにそんな感じで、お手本となる音声を繰り返し聞く必要がありますし、何度も聞いて真似して発音している間に、リスニングの量をこなすことにもなり、リスニング力も鍛えられてくるのです。
英語のスタミナがつく
暗唱って負荷が高いです。
頭も使うし、口も使うし、結構疲れます。
覚えたフレーズを必死に思い出しながら、スラスラと言えるように口に出していく。
最初は5分、10分でもキツいと思います。
それでも日々続けていると30分とか1時間とかやっても平気になってきます。
覚えられる量だって増えてきます。
1日に3フレーズとか5フレーズとか、覚えられる量が少なかったのが、1日に10フレーズとか20フレーズとか、覚えられる量も増えてきます。
暗唱を続けていると英語のスタミナがついてくるのを実感できます。
TOEIC本番でもへばらなくなります。
英語のスタミナがないと、TOEIC本番でもパート7あたりでバテてきて読むスピードが遅くなってくる人もいると思います。
でも日頃から1時間くらい暗唱して英語のスタミナを養っておくと、TOEIC本番でもへばらなくなりますよ!
むしろTOEIC本番の方が楽に感じるくらいです。
TOEICは覚える必要もないですし、口を動かす必要もないですからね。ただ問題を解くだけでいいですからね。
普段から負荷の高い暗唱を行っていることで、TOEIC本番でもスタミナ切れをおこさないようになります。
自信がつく
1冊とか100フレーズとかまとまった分量を暗唱できるようになると、自信もついてきます。
「これだけやったんだ!」というのが自信に繋がります。
まずは1冊でいいのでやってみてください。
1冊やりきることで達成感や充実感も得られます。
1冊やりきることが自信にもなり、それだけで何か大きな武器を手に入れたような感覚が得られるでしょう。
リフレッシュにもなる
英語を声に出して暗唱することは気分転換にもなります。
英語の勉強というよりもスポーツに近い感じで、やり終えたあとも爽快感があります。
音読をするとセロトニンが出てうつ病にもきくらしいのですが、そういうことを知る前から暗唱がメンタルにもいい効果を及ぼしている実感がありました。
暗唱をすることで気分も落ち着いてきますし、心を整えることもできます。
悩みがあったり、イライラしたりして、ネガティブな思考が頭の中をグルグル回っているようなときでも、暗唱をすることで意識がそちらに向かい解放されます。
口を動かすことでリフレッシュになり、ストレス発散にもなっているのだと思います。やり終えた頃にはすっきりした気分になります。
さぁ暗唱をしよう!
- 使える単語やフレーズが増える
- 英語の回路ができる
- 英語の語順のまま理解できる
- 英語の瞬発力が鍛えられる
- 細部にまで意識がいく
- コロケーションに強くなる
- リスニングも鍛えられる
- 英語のスタミナがつく
- 自信がつく
- リフレッシュにもなる
暗唱をするだけこれだけの効果が得られるのです。私が身をもって体験しています。
ぜひあなたにもこれらの効果を実感してもらいたいと思います。
何を暗唱しようかと迷ったら、私がやった2冊を紹介しておきます。