英語暗唱を2年以上続けてみた結果……やってみて分かった12のこと

今回はタイトル通りです。

英語暗唱を2年以上という長期間に渡ってやってみた結果分かったことを書いていきます。

筋トレやダイエットのビフォーアフターはよく見かけますが、英語暗唱のビフォーアフターってほとんど見かけないような気がします。

英語暗唱をすることでどんな変化があったのでしょうか?

私が実際に経験したことを書いていきます。

HiRo

英語暗唱のビフォーアフターは貴重かも!?

 

英語の回路(英語脳)のようなものができる

暗唱をやり始めた頃はまだ頭の中で考えながらやっている状態でした。

覚えたものを必死に思い出しながら、「えーっと、次は…」みたいに考えながら口に出しているような状態でした。

それがしばらく続けていると、次第にスムーズになり、やがてはいちいち頭の中で考えなくてもスラスラと口から出てくるようになっていきました。

フレーズが自分のものになり自然と口から出るようになっていきました。

 

例えば楽器でも、はじめのうちは指を動かすのも一つ一つゆっくり意識しながらになりますよね。

それが練習を積むことでスムーズになり、やがては意識しなくても指がスラスラと動くようになっていきます。

英語の暗唱でも継続して続けていくことで、どんどん滑らかになり、いちいち頭の中で考えたりしなくても自然と口からフレーズが出るようになってきます。

英語が反射的に口からでるようになり、英語の回路(英語脳)みたいなものができてくるのを実感できまし

 

覚えたフレーズは九九みたいになる

子供のころに必死になって覚えた九九は、大人になっても忘れることはないですよね。

暗唱をやりこんで覚えたフレーズは九九のようになります。

いきなり「さんご?(3×5)」と聞かれても、「じゅうご!(15)」と考えなくても即答できますよね。

そんな感じで暗唱したフレーズの出だしをいきなり言われたとしても、それに続くフレーズをスラスラということができます。

しばらく復習していないものは、忘れてしまうこともありますが、そんなフレーズでも少し復習すればすぐに口から出てくるようになります。

 

完全に習慣化される

ほんとは1冊やり終えたらそこで終わろうと思っていたんです。

でもせっかく覚えたのに、ここでやめたら忘れてしまいそうで、やめるのがもったいない気がしてもう少し続けてみることにしたんです。

せめて九九レベルまで言えるようにして、忘れないレベルまでやりこもうと。

そして3か月くらい続けていたら、もう完全に習慣化されてしまったんです。

もう歯磨きみたいな感覚で、1日全くやらなかったらなんだか落ち着かないみたいな。

やめようとか思う気持ちもなくなり、むしろここまで続けてきたのにやめるなんてもったいないといった気持ちになってきました。

そして半年・・1年・・・2年・・・とここまで続きてきた感じです。

 

3ヵ月は続けた方がいい・効果を実感しやすい

これから暗唱をする方に一つアドバイスをさせてもらうなら3か月は続けた方がいいと思います。

1か月くらいでやめちゃうと、せっかくここまで頑張ってきたのに、覚えたものもしばらくすると抜けてくると思うんですよね。

ある程度まとまった量を九九レベルまでやりこむには3か月くらいはかかると思います。

3か月もやっていると効果を感じずにいられないでしょう。

3か月やっても効果を感じられないようなら、どこかやり方に問題があると思います。

例えば内容を理解せずに、ただお経のように唱えているだけとか。

3か月もやっていると効果を実感しやすいので、まずはそこを目指すといいと思います。

 

筋トレでも体の変化が目に見えて現れてくるのは3か月くらいかかると言われたりしますよね。

逆に3か月やれば筋トレだろうが暗唱だろうが結果が現れてくるのです。

それに3か月続けていると、習慣化されてくるので、半年、1年と続けていくこともできます。

まずは3か月を目標に頑張ってみましょう。

 

暗唱選手権の競技みたいになってくる

ドラゴンイングリッシュや金のセンテンスといったテキストを暗唱するときには、毎回どれくらいのタイムで暗唱できるかタイムを計っているのですが、毎日タイムを計っているとそれが競技のようで楽しくなってきます。

ただ言えるだけじゃ満足できなくて、どうやったらもっと速く言えるようになるかを工夫するようになり、息継ぎせずに一息で言えるように練習したりとか、そんなことを考えるようになってきます。

まるでメモリーリーグにはまっていた頃と同じような感覚です。

どうやったらトランプを1秒でも早く記憶できるか、それに燃えていた頃のように、どうすれば1秒でも速く暗唱できるかを楽しんでいます。

自分自身がライバルで、自己ベストを更新できた時はめちゃくちゃ嬉しくなります。

 

まだまだ成長している

毎日暗唱のタイムを計測して記録をつけていますが、いまだに成長を実感しています。

自己ベストを更新して、

「もうこれが限界だろう」

「これ以上は無理だろう。今回はまぐれみたいなもんだよ」

そんな風に思っていても、またしばらくすると自己ベストが更新されていきます。

 

トランプ記憶の時でもそうでした。

はじめは52枚記憶するなんて不可能だと思っていました。

それが52枚を記録できるようになり、タイムを追い求めるようになる。

タイムも5分・・・3分・・・1分・・・とどんどん短くなっていく。

まさに暗唱でもそれと同じことが起きるのです。

何か月もタイムを更新できない日が続いていたのにある日急にタイムを更新できたり、2日連続でタイムを更新できたりと、継続していると成長を続けていけるものです。

自分で限界かもしれないと思っても、それを超えていけるくらいですから、自分で限界さえ決めなければ限りなく成長していけるのではないでしょうか。

これは暗唱やトランプ記憶に限らず、どんなことでも。

 

英語のスタミナがつく

暗唱って負荷が高いです。

文章を覚えないといけないですし、覚えたものを思い出すのにも頭を使いますし、たくさん口にも出します。

すごく頭も使いますし、口も疲れるぐらい使います。

最初のうちは5分、10分とかでもへばっていました。

30分とかやったらクタクタになっていました。

それでも毎日続けていると、30分とか1時間とかやっても平気になってくるのです。

「英語のスタミナ」みたいなものがついてくるのを実感できます。

 

TOEIC本番でもへばらなくなります。

英語のスタミナがないと、TOEIC本番でもパート7あたりでバテてきて読むスピードが遅くなってくる人もいると思います。

でも日頃から1時間くらい暗唱して英語のスタミナを養っておくと、TOEIC本番でもへばらなくなりますよ!

むしろTOEIC本番の方が楽に感じるくらいです。

TOEICは覚える必要もないですし、口を動かす必要もないですからね。ただ問題を解くだけでいいですからね。

普段から負荷の高い暗唱を行っていることで、TOEIC本番でもスタミナ切れをおこさないようになりました。

 

その日のコンディションが分かるようになる

私の場合は暗唱を朝一にやることが多いのですが、暗唱をすることでその日のコンディションが分かるようになりました。

スラスラと滑らかに言える時もあれば、詰まったり、あれ?次はなんだっけ?みたいになって頭がまだ回っていない時もあります。

暗唱をすることでその日のコンディションがわかります。

ぐっすり眠れた日には自己ベストを更新できたり、今日は調子いいなと感じることがあります。

これは暗唱に限らず、トランプ記憶をはじめたとしたメモリースポーツにも言えることですが、脳にはやっぱり睡眠は大事なんだなと実感します。

 

メンタルにも効果的

音読をするとセロトニンがでてうつにもいいらしいのですが、そういうことを知る前から暗唱がメンタルにもいい効果を及ぼしている実感がありました。

暗唱をすることで気分も落ち着いてきますし、心を整えることもできます。

悩みがあったり、イライラしたりして、ネガティブな思考が頭の中をグルグル回っているようなときでも、暗唱をすることで意識がそちらに向かい解放されます。

口を動かすことでリフレッシュになり、ストレス発散にもなっているのだと思います。やり終えた頃にはすっきりした気分になります。

 

金のセンテンスが緑のセンテンスになる

金のセンテンスのテキストは、やりこんでいるのでこんな風になりました。

 

本屋で金のセンテンスを見かけた時には、「あれっ?こんな色だっけ?緑じゃなかった?」という錯覚に陥ります。

ちなみに元はこんな色です。

 

HiRo

緑のセンテンスは勲章でもあるよ!

 

 

謎の自信が生まれてくる

「暗唱を2年以上も続けられたのだから、こんなことへっちゃらだぜー!」

みたいな謎の自信みたなものが湧いてきます。

HiRo

※あくまで個人の感想です。

継続は力なりといいますが、暗唱でも続けていると、それが自信にもなってきます。

 

暗唱って楽しい!

暗唱を2年以上も続けれこられたのもやっぱり楽しいから!

今では趣味のように楽しみの一つになっています。

暗唱をして口を動かすことでリフレッシュにもなるし、暗唱を終えた後にはスポーツの後のような爽快感もあります。

暗唱は勉強よりもスポーツに近いと思います。

スラスラといえるようになると嬉しいですし、気分もいいです。

暗唱の楽しさをぜひあなたにも味わってもらいたいです。

 

まとめ

  • 英語の回路(英語脳)のようなものができる
  • 覚えたフレーズは九九みたいになる
  • 完全に習慣化される
  • 3ヵ月は続けた方がいい・効果を実感しやすい
  • 暗唱選手権の競技みたいになってくる
  • まだまだ成長している
  • 英語のスタミナがつく
  • その日のコンディションが分かるようになる
  • メンタルにも効果的
  • 金のセンテンスが緑のセンテンスになる
  • 謎の自信が生まれてくる
  • 暗唱って楽しい!

暗唱を2年以上続けてみたところ、これだけの変化や気づきがありました。

筋トレやダイエットみたいに華やかなビフォーアフターを見せることができないのは残念ですが(見せられるのは緑のセンテンスくらい)、目に見えない部分ではたくさんの変化が起こりました。

私は2年以上続けていますが、ここに挙げた変化は3か月くらいから現れ始めるので、まずは3か月を目安にしてみてください。

3か月やってみると効果も感じられますし、楽しく感じられるようになり、習慣化もされることでしょう。

HiRo

3か月を目安に取り組もう!

何を暗唱しようかと迷ったら、私がやった2冊を紹介しておきます。

 

 

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