メモリーアスリートの視点からTOEICの攻略法を紹介していくシリーズです。
メモリーアスリートのスキルや経験や考え方などをTOEIC(英語学習)にどのように活かしているかを、私の実体験などを交えながら紹介していきます。
この記事の信頼性・こんな人が書いているよ
・TOEIC925、英単語検定1級、英検準1級、中国語検定2級
・メモリーアスリートとして記憶力の大会で入賞経験有
・世界記憶力選手権にも出場経験有
瞬発力を重視する
英単語を覚えるときに重視したことは瞬発力を養うことです。
意味を知っている単語と知らない単語で分けるのではなく、瞬発的に反応できるか、できないかで分けるようにしていました。
「えーっと…」とか考えてから意味がいえるようじゃダメ。
瞬発的に意味が出てくるまでやるようにしていました。
メモリースポーツでは瞬発力が大事
メモリースポーツでも「えーっと…」とか考えていると時間がかかってしまいます。
例えばトランプ記憶でも5分くらいかかるときは頭の中で考えながら変換を行っています。
「ハートの7だから、えーっと・・・ハートの『は』とななの『な』だから・・『花だ!』」
みたいなことを頭の中で考えながら記憶している状態です。
しかし1分を切るくらいになると、頭の中でいちいち考えてはいません。トランプを見ると瞬時にイメージが浮かんでくる状態です。
トランプ記憶でタイムを縮めていくには、頭で考える時間をできるだけ短くしてタイムロスを減らしていくことです。
「トランプを見る→イメージが浮かぶ」この反応を速くしていき、頭で考えるというよりは反射的にイメージが浮かんできて記憶できる感じに近づけていきます。
HiRo
英単語でも瞬発力を鍛える
TOEICでも英単語の瞬発力を鍛えていると、時短に繋がります。
例えば意味を思い出すのに5秒かかる単語があったとします。
TOEIC本番にそういった単語が12個登場したら、意味を思い出すだけでトータル5×12で60秒、つまり1分かかることになります。
逆にこの単語を瞬時に意味が出てくるレベルにしておけば、この1分を節約できることになります。
TOEIC本番で瞬時に単語の意味が出てくるようにし、単語の意味を思い出すのに時間がかからないようにすれば、それだけで時短に繋がるのです。
HiRo
瞬発力という基準
単語帳をやるときも、「意味を知っている、知らない」で振り分けるのではなく、「瞬発的に意味が言えるか」という「瞬発力」という基準で分けるようにしましょう。
例えば「cat」ならすぐに「猫」と反射的に意味が出てくると思います。
では「considerate」ならどうでしょうか?
意味が出てくるまでに時間がかかった人もいるのではないでしょうか。
ちなみに意味は「思いやりのある」です。
馴染みが薄い単語は意味が出てくるまでに時間がかかってしまうことがあるので、そういった単語も「cat」と同じように瞬時に意味が出てくるレベルまで瞬発力を鍛えるようにしてみましょう。
その積み重ねがTOEICでも時短に繋がっていきます。
HiRo
「知っている単語」も瞬発力で精査
単語を見て、「えーっと…」と考えなくてもすぐに意味が出てくるようにしましょう。
そうすればTOEIC本番で英文を読む時にも詰まるところが少なくなり、読むスピードだって上がってきます。時短にも繋がるのです。
単語帳をやるときに、意味が言えれば「知っている単語」として処理をして、そのままスルーしがちです。
今度はそういった知っている単語でも「瞬発力」という基準で精査しなおしてみてください。
意味は知っているけれど、意味が出てくるまでに時間がかかる単語というのがあると思います。
そういった単語を1秒くらいで意味が出てくるまで、瞬発力を鍛えるようにしましょう。
HiRo
目標は1単語1秒
目指すところは1単語1秒です。
いちいち頭で考えなくても、反射的に意味が出てくるレベルを目指しましょう。
「1秒なんて無理!」と思うかもしれませんが、そんなこともないですよ。
例えば私は52枚のトランプを記憶するのに52秒を切ることができます。
つまり1枚のトランプを記憶するのに1秒もかかっていません。
「トランプを見て、それをイメージに変換して、記憶の宮殿にイメージを置く」といったことを1秒以内でやっているのです。
トレーニングをすればこういったことも可能になります。
同じように単語を見て1秒以内で意味が出るようにするのも繰り返しやっていればできるようになります。
1秒はあくまで目安ですので、厳密にそこを目指す必要はありませんが、それくらいの気持ちで瞬発的に意味が浮かんでくる状態を目指してみてください。
HiRo