これまでに記憶の宮殿の作り方について書いてきましたし、記憶の宮殿のトレーニングは3ヶ月は続けてほしいというお話もしました。そこで・・・
記憶の宮殿のトレーニングって具体的には何をすればいいの?
そんな疑問を持っている方もいると思います。
記憶の宮殿を作り上げることができたら、今度はそれを慣らしていくトレーニングが必要になってきます。
そこで今回からは3回に分けて記憶の宮殿のトレーニング方法について細かく書いていこうと思います。
記憶の宮殿のイメージを鮮明に
まず今回は記憶の宮殿のイメージの鮮明さについてです。
たとえばトランプ52枚を記憶しようと思って、記憶の宮殿にアクセスポイント(記憶の保管庫)を52個用意したとします。
頭の中で52ヶ所を順番に回っていくわけですが、その中にはイメージが描きやすい物もあれば、イメージがスムーズには描きにくいものもあるでしょう。
イメージが描きにくいところというのは、記憶を保管しようとしても、抜け落ちてしまう危険性が大です。
トランプ52枚を記憶しようとしても、なかなか思い出せないようなところや、ミスをしてしまうところというのは、イメージが描きにくいところだったりします。そんな記憶の弱点となりそうな、記憶の穴となりそうな部分を無くしていくのです。
宮殿内のそれぞれの場所を、どれも同じくらいの鮮明さで描けるようにトレーニングしていくのです。
イメージを鮮明に描くにはどうすればいい?
では鮮明なイメージを描けるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
これは各自の頭の中のイメージで起こっていることなので、うまく説明するのも難しいですし、私がやっていることが果たして正解なのかもわかりませんが、参考までに私の方法をお伝えするとすれば、
実際のイメージと、頭で描いたイメージの誤差をなくしていくトレーニングをしています。
たとえば自分の部屋を記憶の宮殿に設定したとすると、まずは部屋の写真を撮ります。そしてその写真を眺めながら、目を閉じ、イメージの中で写真の映像を思い描きます。
するとスムーズに思い描けるところもあれば、ぼんやりとしか出てこない部分、全く描けない部分などあると思います。
そして目を開けて、写真とイメージとの誤差を見比べていきます。
誤差を確認できたら、そのイメージを補って、再度イメージを思い描きます。
これを何度も何度も繰り返すようにしています。
とっても地味なトレーニングですが、個人的にはこれがけっこう効果的だと思っています。
リアルさを求めすぎない
鮮明になるようにトレーニングをしろと言っておきながら、矛盾するようですが、リアルさを求めすぎないことです。
目的はあくまでも記憶の宮殿を利用して、記憶ができるようになることです。
映像記憶のようなことができるのを目標にしているわけではないので、写真を見ているようにリアルな鮮明さを求める必要はありません。
私も写真のように鮮明な映像を描けるわけでもありませんし、宮殿としてスラスラとイメージが浮かんでくるようになれば合格点としています。
まとめ
記憶の宮殿を作り上げることができたら、次はその宮殿の場所イメージをそれぞれ鮮明に描けるようにトレーニングしていきましょう。
鮮明にイメージできればできるのほど、後々記憶していく時にも記憶のイメージが残しやすくなってきます。
トレーニングで何をすればいいか迷った時は、まずは記憶の宮殿をリアルに描けるようにすることから始めてみてください。
それがある程度できたら、また次のステップへ進んでいきましょう!