ストーリー法がうまくいかずに悩んでいます。
ありえないような物語をと思っていてもなかなか思いつかず行き詰まっていています。ストーリー法関連の記事や動画を見たりしてるのですが、自分の記憶に残るようなストーリーが描けていないような気がします。まだストーリー法に慣れていないだけでしょうか?
このままだとトランプ記憶ができるようになれるか不安です。
こういったコメントをいただきましたので、ブログ記事にて返信させてもらいます。
ストーリー法だけでやろうとしていないか?
まず1つ確認ですが、トランプ記憶をストーリー法だけでやろうとしていませんか?
52枚のカードの並びを1つずつストーリーを繋げていって覚えようとしていませんか?
どういうことかというと、例えばこんな3枚のカードがあったとします。
ここではそれぞれのイメージをシンプルに語呂合わせからとって、
ハートの3なので、ハートの「は」と「3(さん)」の「さ」から「はさみ」
ハートの4なので、同様に「は」と「4(し)」で「はし(箸)」
ハートの7なので、同様に「は」と「7(なな)」で「はな(花)」
このようにしたとします。
それぞれのカードのイメージを「はさみ」「箸」「花」に決めたとします。
そしてこの3枚の並びを記憶するときに、カードを順番にストーリーで繋げて覚えようとしていませんか?
例えばこんな感じです。
「ハサミでお箸を真っ二つに切って、切ったお箸を土に埋めたら花が咲いた」
ストーリー法だけを使って、カードの並びを順番にストーリーを作って覚える方法です。
別にこの方法でもトランプ記憶ができないことはありません。
記憶に残りやすいストーリーを瞬時に作れる人ならこれでもいいと思います。
でも毎回毎回その場で瞬時にストーリーを考えるのもなかなか大変ですよね。
それにストーリーで繋げて覚えている場合は、先頭から順番にストーリーを描きながら思い出さないといけませんし、ストーリーが思い出せないとそこでストップしてしまいます。
そこで・・・
記憶の宮殿とイメージを使いましょう!
さらには五感や感情も活用してみましょう!
ストーリー法の1つだけで勝負するのではなく、記憶の宮殿やイメージ、五感や感情なども活用してみましょう!
記憶の宮殿とイメージを利用する
ストーリー法だけに頼るのではなく、記憶の宮殿やイメージも使ってみましょう。
例えばこんな記憶の宮殿があったとします。
先ほどの3枚のカードの並びを覚えるときにも、1枚ずつイメージを場所に並べていきましょう。
1枚目のカードはハートの3なので、イメージは「はさみ」でしたよね。
椅子の上に「はさみ」があるイメージを描いてみましょう。
2枚目以降のカードも同様です。
記憶の宮殿にイメージを並べておけば、ストーリーに頼らなくてもイメージを手掛かりとして思い出すことができます。
しかし3枚くらいならよいのですが、記憶する量が多くなるとイメージが思い出せないこともあると思います。
HiRo
イメージが出てこないこともあるので、そんなときのためにストーリーを用意しておくのです。
例えばこんな感じです
- 誰かが椅子の上にはさみを置きっぱなしにしている
- 椅子にほつれがあるのでハサミで切っておく
- 椅子にはさみが刺さっているけどなかなか抜けない
イメージがすんなりと出てこない時でも、こういったストーリーも添えておくことで、ストーリーが手掛かりとなって記憶が蘇ってくることがあります。
ストーリー法だけとか、記憶の宮殿だけの1本勝負ではなく、記憶の宮殿を使いながら、そこにストーリーも添えておくといったように、ミックスさせてみることでより記憶として残りやすくなります。
HiRo
五感や感情も活用してみる
さらにはそこに五感や感情も添えてみましょう。
ハートの3の「はさみ」を記憶するときにも、
例えばはさみの歯の部分が指に当たると痛いですよね。
その「痛い」っていう感覚や、「痛いな~」という感情みたいなものもセットにして覚えておくといいでしょう。
ストーリーを描きながら、その時に感じる五感や感情みたいなもセットで添えておくのです。
こうやっておくとストーリーが思い出せない時、イメージが出てこないって時でも、五感や感情を手掛かりとして、記憶を蘇らせることができます。
椅子の上には何か痛いものがあったな・・・そうだ!はさみだ!
みたいな感じで、五感や感情が記憶を引き出すヒントになってくれます。
ストーリーを作っているときに何かしら感じることがあると思います。
- きれいだなぁ~
- おいしそうだなぁ~
- 危ないな~
その時に感じたもの、湧き上がる感情みたいなものにも焦点をあててみるとよいでしょう。
シンプルなストーリーであっても、そこに五感や感情を添えることで記憶にも残りやすくなります。
HiRo
ストーリーをあらかじめ決めておくのもアリ
ありえないような物語をと思っていてもなかなか思いつかず行き詰まっていています。
私もストーリーを考えるのはそれほど得意ではないのでその気持ちよくわかります。
特にその場で瞬時に考えるのは難しいですよね。
そこでトランプ記憶の場合ならあらかじめストーリーを決めておくのも一つの方法です。
トランプ記憶の場合はトランプの1枚1枚に自分でイメージを決めていますよね。
例えば先ほどの例で挙げたように、ハートの3なら「はさみ」みたいに。
「はさみ」が登場したら
- 何かを真っ二つに切る
- あえて左手で切ろうとしてみる
- はさみの切れ味を試してみる
みたいな感じで、あらかじめストーリーを用意しておくのもありだと思います。
1パターンだけだとそれがうまくはまらない場合もあるので、何パターンか用意しておくとよいでしょう。
奇抜なストーリーではなく、単純なものしか浮かばなかったとしても、同じものを繰り返し使っているとそれに慣れてきて記憶に残りやすくなるということもあります。
なかなかストーリーが思い浮かばないときはシンプルなものでも構いません。
HiRo
自分の記憶しやすい方法を探し見てみよう!
トランプ記憶のやり方は一つだけではありません。
トランプ1枚1枚をイメージに変換するシンプルな方法もあれば、2枚や3枚を一つのイメージにするといった方法もあります。
イメージには人物を登場させたほうが記憶しやすい人もいれば、そうでない人もいます。
ストーリーを作ったほうが覚えやすい人、ストーリーを作るよりも鮮明なイメージを描いた方が覚えやすい人、五感を使った方が覚えやすい人など様々です。
人それぞれ得手不得手があると思います。
記憶に残りやすいストーリーを作るのが苦手なら、その代わりに記憶に残りやすいイメージを描くことを心掛けてみるのもよいと思います。
ストーリーの内容にこだわるよりも、その時に感じる五感や感情に注目してみるのもよいかもしれません。
一つのやり方だけに固執せずに、ほかの方法を試してみたり、ミックスさせてみるのもよいと思います。
そうすることで新たな道が開けるかもしれません。
偉そうに書いていますが、私もいろいろな方法を試しながら挫折や失敗も経験しています。
その中で自分の得意なものが見つかったり、新しい発見があったりもしました。
私もストーリーを瞬時に作り上げるのはどちらかといえば苦手なほうですし、トランプ記憶ではストーリーは補助的な使い方をしています。
ですからストーリー法がうまくいかないからと言ってトランプ記憶ができないということもありませんし、落ち込む必要もありません。
ストーリーを作るのが苦手なら、その分を他で補うこともできますので安心してください。
いろいろ試しながら自分の得意なスタイルを見つけていけばよいと思います。
まとめ
私からのアドバイスとしましてはこちらの5点です。
- ストーリー法だけに頼らずに
- 記憶の宮殿やイメージも使う
- 五感や感情も活用してみる
- ストーリーをあらかじめ用意しておく
- 自分の記憶しやすい方法を探してみよう
せっかくトランプ記憶に興味をもってもらえたのですから、52枚の記憶に成功するところまでたどり着いてもらいたいと思います。
トランプ52枚をパーフェクトに記憶できた時の喜びや感動を味わってもらいたいと思います。
一人でやっているとモチベーションが続かなかったり、挫折しそうになる時もあると思いますので、そういった時は遠慮なくコメントしてください。
私も応援していますし、できるようになるまでアドバイス等させていただきます。
HiRo
宣伝みたいになりますがトランプ記憶のレッスンというものもあります。
有料にはなりますがトランプ記憶のやり方を出し惜しみなく詳しく解説しております。
HiRo