メモリーアスリートの視点からTOEICの攻略法を紹介していくシリーズです。
メモリーアスリートのスキルや経験や考え方などをTOEIC(英語学習)にどのように活かしているかを、私の実体験などを交えながら紹介していきます。
この記事の信頼性・こんな人が書いているよ
・TOEIC925、英単語検定1級、英検準1級、中国語検定2級
・メモリーアスリートとして記憶力の大会で入賞経験有
・世界記憶力選手権にも出場経験有
イメージだから記憶できる
数字やトランプを記憶するときには、それを一旦イメージに変換しています。
数字やトランプを見たまま、そのままを記憶しているのではなく一旦イメージに置き換えるのです。
「数字やトランプの記憶法から英語の回路を作るヒントを得たお話」の中で書いたように、トランプや数字をイメージに置き換えるトレーニングをして、そういったことができるようになりました。
ここでこういった疑問を持った方もいると思います。
「なぜイメージに変換するのか?」
いちいちイメージに変換する方が面倒だし、時間がかかるように思うかもしれません。
しかし急がば回れで、イメージに変換する方が楽だし、結果的にはこちらの方が速く記憶できるようになるのです。
私は数字100桁もトランプ1パック52枚も1分もかからずに記憶することができます。
こういったことができるのも全てイメージを利用しているからです。
イメージを利用するとこで記憶しやすくもなりますし、記憶も保持しやすく、引き出しやすく(思い出しやすく)もなります。
イメージに変換することで量が増えても記憶することができますし、速く記憶することも可能になるのです。
要するに100桁の数字もトランプ1パックも1分以内で覚えることを可能にしているのはイメージのお陰なのです。(※記憶の宮殿のお陰でもありますが、こちらもイメージです)
そしてこれは神業でもありません。トレーニングさえすれば誰でもできるようになります。
もちろんあなただって!
HiRo
英語もイメージで処理している
そして私は英語でもできる限りイメージで処理するようにしています。
数字やトランプを見た瞬間にイメージが浮かんでくるのと同じように、英語でもイメージが浮かんでくるようにしています。
英語でも内容をイメージに変換しておくことで記憶に残りやすくなります。
TOEICではメモ書きが禁止ですし、パート7の長文も後半になるにつれ、文章も長くなっていきます。読んでいるうちに最初の方の内容を忘れてしまって、また読み返してしまうといったことも起こりえます。
そういった時でもイメージに変換しておくと記憶に残りやすく、保持もしやすくなります。
HiRo
英語を英語のまま理解する感覚
英語をイメージで処理することにはこの他にもメリットがあります。
英語をイメージに変換することで、「英語を英語のまま理解する」という感覚に近づきます。
英語を一旦日本語に訳してから理解するのではなく、英語からそのままイメージが浮かぶようにするのです。
できるだけ日本語に訳してから理解する癖をなくして、イメージを浮かべるようにするのです。
そうすることで英語を英語のまま理解するという感覚に近づいてきます。
さらには英語をイメージで処理できるようになると、「日本語に訳す」というステップが省略されるので、処理速度も速くなります。TOEICでも処理速度が速まることでL/Rともに余裕が出てくると思います。
HiRo
練習すればできるようになる
「英語をイメージで処理する」というとすごく難しいことをやるように感じられるかもしれませんが、これも練習をすれば誰だってできるようになります。
私が数字やトランプを見た瞬間にイメージが浮かんでくるのと同じように、英語でも読んだり、聞いたりした瞬間にイメージが浮かぶようにするのです。
私だって初めからこういったことができたわけではありません。
トランプや数字だって初めからスラスラと記憶できたわけではありません。
車を見かけたらナンバープレートの数字を即座にイメージに変換するといったようなことを日ごろから行い、次第にスラスラとできるようになっていきました。
「英語をイメージに変換して処理する」と言われてもいきなりは難しいかもしれませんが、日ごろ英語に触れる時に、そういった意識を持つようにしてみてください。
日ごろの積み重ねで少しずつできるようになっていきます。
HiRo