記憶の宮殿(場所法・メモリーパレス)を使って英単語を覚えたい。
でも何をどうやればいいのかよくわからない…
今回はそんな方へ向けての内容です。
どうやって記憶するかといった方法だけでなく、なぜこれをやることで記憶しやすくなるのかも含めて丁寧に解説していきます。
この記事の信頼性・こんな人が書いているよ
・TOEIC925、英単語検定1級、英検準1級、中国語検定2級
・メモリーアスリートとして記憶力の大会で入賞経験有
・世界記憶力選手権にも出場経験有
やることは3つのステップ
具体的にやることは以下の3つのステップです。
- 英単語をイメージに変換する
- 記憶の宮殿にイメージを並べる
- 英単語の音(スペル)とイメージを結びつける
この3つのステップを踏むことで英単語が驚くほど定着しやすくなります。
それではこれを1つずつ具体的に解説していきますね。
HiRo
1,英単語をイメージに変換する
まず最初にやることは英単語をイメージに変換することです。
「APPLE」なら「りんご」という日本語を訳をそのまま覚えようとするのではなく、赤くて丸い「りんごのイメージ」を頭に浮かべるようにします。

なんでいちいちイメージに変換するの?と疑問に思う人もいると思いますが、実はこれが記憶に残すための大事なポイントなんです。
HiRo
イメージだからこそ覚えられる
私はランダムに並んだ100桁の数字を1分もかからずに記憶することができます。

シャフルされたトランプの1パック52枚の並びも1分もかからずに記憶することができます。

こういったことができるのも、「イメージ」を利用しているからです。
数字やトランプを見たままそのまま覚えようとするのではなく、頭の中で一旦イメージに変換しているのです。
たとえばハートの3というカードを見たとします。

このままでは覚えにくいので、一旦これを覚えやすいイメージに置き換えます。
例えば語呂合わせを利用して、ハートの「は」、3(さん)の「さ」で、「はさみ」に変換するといった具合です。
そして頭のなかで「はさみ」のイメージを思い浮かべるのです。

トランプ52枚を記憶するときにも、私の頭の中では1枚1枚こういった変換が行われています。(※変換イメージはほんの一例です)
なんでそんなことするの?そっちの方が手間もかかるし、逆に覚えづらくない?
そんな風に思えるかもしれませんが、このようにイメージに変換した方が記憶として残りやすいのです。
イメージに変換することで大量の情報でも素早く記憶することが可能になるのです。
HiRo
それにこれも慣れてくれば瞬時にできるようになります。
トランプ52枚や100桁の数字を記憶するくらいのことなら、誰だってできるようになるのです。
詳しいやり方を知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
【簡単!】トランプ記憶のやり方!この3ステップで今すぐできる
数字記憶とは?100桁の数字もたったの1分で覚えるテクニック
2,イメージを記憶の宮殿に並べる
次にやることは変換したイメージを記憶の宮殿に並べていきます。
記憶の宮殿の作り方については以下の記事にまとめていますので、まだ作っていない方はこちらを参照してください。
例えば記憶の宮殿の場所がベンチだったとします。
覚えたい単語が「APPLE」だったとします。
すると、ベンチの上に赤くて丸いりんごが乗っているイメージを描くのです。

頭の中で記憶の宮殿のベンチのイメージを思い浮かべて、そこに赤くて丸いりんごを置いてみましょう。
このように覚えたいものを宮殿のそれぞれの場所に並べていきます。
HiRo
なぜ記憶の宮殿を使うのか?
なぜいちいちこんな面倒くさいことをする必要があるのか?と思う人もいると思います。
確かに手間もかかりますし、慣れるまでは時間もかかると思います。
「こんなことをするほうが余計時間もかかるのでは?」と思えるのも当然です。
ではなぜこんなことをしているのかというと、「場所」と結びつけることで圧倒的に記憶に残りやすくなるからです。
人間って「場所」の記憶が残りやすいのです。
狩猟時代の頃から人間にとっては「場所」の記憶はとても大事でした。
どこに行けば食糧にありつけるか、どこに行くと危険か、「場所」の情報っていわば「生死」にかかわるんですよね。
だから場所の記憶って私たちの脳には記憶されやすいのです。
例えば通っていた小学校や中学校、昔住んでいた家、祖父母の家とか、もう何年も足を踏み入れていないような場所でも、どこに何があったかとか、いまだに記憶に残っていたりしませんか?
学校なら校門から教室に行くまでのルートとか、階段やトイレの位置、体育館やプールの位置って今でも覚えていたりするものです。
そういった「場所」という記憶と結びつけることで、記憶に残りやすくする方法が、いわゆる「記憶の宮殿」や「場所法」「メモリーパレス」といった呼び方で知られている記憶法なんです。
HiRo
本来ならここで終了だけど、英単語はもう1ステップ
記憶の宮殿を使う場合、本来ならここまでの2ステップで終了です。
例えば前回の記事で紹介した「好きな〇〇ランキング」のようなもの
記憶の宮殿を作ったらまず最初に覚えるのはこれ!好きな〇〇のランキング
仮に「好きな食べ物ランキング」だとすると、焼き肉、お寿司、ラーメン、ケーキ…といった具合に食べ物のイメージを宮殿に並べていけば完了です。
あとは思い出したい時に、記憶の宮殿の一つひとつの場所をまわるだけで、ランキング通りにイメージが浮かんでくるはずです。
- 1つ目の場所を思い浮かべてみると・・・「ここにあるのは焼肉のイメージだったな。つまりランキング1は焼肉だ!」
- 2つ目の場所を思い浮かべてみると・・・「ここにあるのはお寿司のイメージだ!ランキングの2位はお寿司だ!」
- 3つ目の場所を思い浮かべてみると・・・「ここはラーメンのイメージだ!3位はラーメン!」
こんな風に宮殿を歩き、イメージを回収していくだけで、順番通りに思い出すことができるのです。
しかし、英単語の場合はもう1つステップが必要になります。
なぜなら英単語の場合は、英語の音(スペル/つづり)と結びつける必要があるからです。
どういうことかというと、記憶の宮殿を使って「りんごのイメージ」を思い浮かべることができても、それが英語の音(スペル)と結びついていないと意味がないですよね。
「APPLE」という音(スペル/つづり) ⇔ リンゴのイメージ
この2つが結びついてようやく英単語を覚えたことになります。
そこでステップ3の工程が必要になるのです。
3,イメージと音(スペル)を結びつける
英単語を覚えるときに
英単語 ⇔ 日本語の意味
この2つを結び付けていませんか?
英単語のスペルを何度も紙に書いたり、「アップル…アップル…アップル…」といった具合に音をつぶやいて、それを「りんご」という日本語の文字情報と結びつけている方が多いと思います。
この時にステップ1,2でやったように、イメージと結びつけるようにするのです。
「APPLE」という文字を見たり、音を聞いたりすると、りんごのイメージが頭に浮かぶようにするのです。

「りんご」という日本語訳の文字情報と結びつける代わりに、イメージ化したものと結びつけるのです。
HiRo
生きた英語の記憶
「APPLE」という音を聞けば瞬時にそのイメージが浮かび、逆にイメージを思い浮かべるとその音やスペルがさっと出てくる状態を作るのです。
「APPLE = りんご(日本語訳)」
このように日本語訳と結び付けて覚えるだけでは、ただ知っているだけの「知識」で終わってしまいます。
しかし音とイメージを直接結びつけることで、リスニングやスピーキングでも瞬時に反応できる「生きた英語の記憶」に変わっていくのです。
HiRo
まとめ
やることは以下の3つのステップです。
- 英単語をイメージに変換する
- 記憶の宮殿にイメージを並べる
- 英単語の音(スペル)とイメージを結びつける
そしてなぜそのようなことをするのかは、以下のような理由です。
- イメージにすることで大量の情報も記憶できる
- 「記憶の宮殿」という場所情報を結びつけることで記憶しやすくなる
- 英語の音(スペル)とイメージとを結び付けて生きた英語を身につける
これで記憶の宮殿を使って英単語を覚える方法を一通り理解できたかと思います。
ステップ1のイメージ化ですが、イメージを自分で作るのは慣れるまでは難しいかもしれません。
そんな時は英単語のイラストが描かれているテキストもありますので、それらを補助的に使うとよいでしょう。
このようなイラストが描かれたテキストを利用すれば、ステップ1も楽になります。
やることは分かったので早速記憶の宮殿を使って英単語を記憶してみましょう!
HiRo
