私はもともとイメージを描くのが大の苦手でした。
特に物を動かしたり、人にアクションをつけたりするのを苦手としていました。
HiRo
そんな状態だった私でも1年ほどイメージを描くトレーニングを続けていると、イメージ力がめきめきと上がっていきました。
イメージの質も格段に上がりましたし、イメージを描くコツもだんだんとつかめてきました。
そこで今回は1年間イメージトレーニングをしてみて実感した4つの変化・効果について書いていきます。
イメージがしばらく残る
開始当初はなかなか思うようにイメージが描けなくて、描いてもすぐに消えてしまうような状態でした。
イメージを描きながら、眠くなってしまうこともしばしば(笑)
HiRo
絵や写真をしばらく眺めて、瞼を閉じて、その映像のイメージを思い浮かべてみる。
そんなトレーニングをしばらくしていたのですが、なかなかうまくいきません。。。
HiRo
しっかり観察していたつもりでもなかなか出てこないのです。
でもそんな状態でもしばらくやってみると、伸びてくるものです。
徐々に人や物のシルエットだったり、特徴的な部分だったり、ざっくりとですがイメージが残るようになってきました。
例えば記憶の宮殿を使って、10個くらいのものを記憶するとします。
イメージを描くのが苦手な頃は、10個目のイメージを描いている頃には、もう1個目や2個目のイメージが消え去っている、そんなこともよくありました。
しかしイメージを描くことに慣れてきたら、10個目のイメージを描き終えてからも、1個目や2個目のイメージも残るようになってきました。
HiRo
イメージの瞬発力がついた
始めのうちはイメージを描くだけでもけっこう時間がかかっていました。
「えーっと、どんな形だっけ?」とか考えながら色や形を思い浮かべていました。
それが次第に瞬時にイメージを描けるようになってきました。
私はこれを「イメージの瞬発力」と呼んでいるのですが、イメージを何度も繰り返し描いていると、この瞬発力が上がって行くのを実感しました。
HiRo
特にトランプ記憶のように何度も同じイメージを繰り返し描いているものは、イメージを描くスピードがぐんぐん上がっていきました。
始めはトランプを見て、そこからイメージを思い浮かべるまでに、しばらく時間がかかっていたのが、
慣れてくるともう反射的にトランプを見た瞬間にパッとイメージが浮かび上がってきます。
イメージを変形できる
イメージ力がついてくると次第にイメージを動かしたり、変形したり、色を変えたりといったこともうまくなってきました。
記憶力競技ではトランプや数字といったものも全てイメージに置き換えて記憶しているのですが、イメージにインパクトがあった方がより記憶に残りやすく、後で思い起こすときもイメージが浮かびやすいです。
そこでイメージを自分なりにいろいろと変形させるのです。
イメージとして残りやすいようにわざと色や形を変えてみたり、人や動物ならデフォルメして特徴的な部分を強調してみたりするのです。
例えば「りんご」
りんごにしても、わざと色を変えて金ピカなりんごにしてみたり、巨大化させてみたり。
ある程度イメージのトレーニングをしていたら、イメージの色や形も自由に変形できる力もついてきました。
私はもともとイメージ力が乏しかったので、トレーニングをすることである程度できるようになったのですが、イメージ力がもともとある人、イメージの柔軟性がある人は、これくらいのことなら簡単にできてしまう人もいるでしょうね。
そういった人は記憶力競技にも向いていると思います。
HiRo
イメージの力技ができるようになる
イメージの力技とは?
あとイメージの力技ができるようにもなってきました。
「イメージの力技」って何?って思いますよね
まずは、こちらをご覧ください。
これは記憶力を競う大会で実際に出題された過去問です。
無作為に選ばれた単語をどれだけ多く記憶できるかという種目です。
イメージに変換しやすい単語
ここの単語を見てみると、イメージに変換しやすいものもあれば、イメージに変換しにくい単語もありますよね。
たとえば65の「ブロッコリー」 87の「チューリップ」 89の「チョコレート」
これらは比較的イメージしやすいと思います。
名詞や馴染みがあるものはイメージに変換しやすいです。
イメージに変換しにくい単語
逆に59「普及させる」 34「過小評価する」
これらをイメージに変換しろって言われても、パッと思い浮かべるのが難しい人も少なくないと思います。
HiRo
でも慣れてくると、こんなのでも強引に何かしたらのイメージに変換できるようになってきます。
たとえば「普及させる」ですが
「ある村ではまだ携帯電話が使われていなくて、携帯電話を配って回って普及させる」とか、勝手にストーリーやシチュエーションとかを決めて、強引にでもイメージに変換するのです。
あと76の「ウッドチャック」って知ってますか?
恥ずかしながら私はこれが何か知らなかったのですが、
そんな時でも「ウッド」だから「木」を思い浮かべて、
「チャック」はズボンなどに着いてるあの「チャック」を連想して、
「ウッドチャック」を「木にチャックがついているイメージ」に強引に変換したりします。
これを私は「イメージの力技」と勝手に読んでいます(笑)
HiRo
イメージのトレーニングをしていると、こういった力技もできるようになってきました。
まとめ
イメージ力もトレーニングで鍛えられる
- イメージがしばらく残るようになる
- イメージの瞬発力がつく
- イメージを自由に変形できるようになる
- イメージの力技ができるようになる
イメージを描くのが苦手だった私でも、イメージを描くトレーニングを1年続けていると、このような変化・効果が現れました。
イメージ力もトレーニングで鍛えられることができます!
初めは描くことすら難しかったイメージも、次第に色や形を変形させたり、強引に力技でイメージを作ったりもできるようになりました。
筋トレと同じようなもので、すぐには効果が実感できなくても、続けていれば徐々に変化が現れてきます。
私がどんなトレーニングをしたかは、こちらに詳しく書いているので参考にしてみてください。
コツはイメージの世界を楽しむこと
イメージ力を鍛えるコツはイメージの世界を楽しむことだと思います。
トレーニングと言っても、イメージを描こうと必死になる必要はありません。
私自身も記憶の宮殿を歩き回ったりトランプや数字をイメージ化して、イメージの世界を楽しむことを心がけていました。
楽しいから1年間続けることができましたし、イメージの世界を歩き回ることがいいリフレッシュにもなっています。
映像記憶(写真記憶)はできない
ちなみに・・・
誤解のないように言っておきますが、映像記憶(写真記憶)のようなことはできません。
まるで写真を見ているかのように鮮やかなイメージが浮かんでくるとか、一度見ただけで細部までリアルに再現できるとか、そんなレベルには到底及びません。
2年、3年・・・とトレーニングを続けていれば、いずれはそんなレベルになれるのかは分かりませんが、そこまでいくと逆にいろいろと大変そうなので、そこまでは求めないようにしています(笑)
もしそんなレベルにまで達してしまった時には、またあらためて記事にしますね!(笑)
HiRo