トランプを使った記憶力競技
記憶力競技ではトランプを使った種目があります。
まずは競技の花形ともいえる“スピードカード”
1組52枚のカードをどれだけ速く記憶するかというものです。
このブログでも「トランプ記憶」という項目でやり方などいろいろと書いていますね。
そしてもう一つはランダムカード(Random Cards)と呼ばれるもので、制限時間内に何組のカードを記憶できるかを競うものがあります。
時間の長さは大会によって異なり、10分、30分、60分と3種類があります。世界記憶力選手権では60分をかけて記憶します。
陸上競技で例えるならスピードカードが短距離走でランダムカードが長距離走といったところでしょうか。
トランプは何セット必要?
トランプは各自で用意
さてこれらの競技で使用するトランプですが、基本的には選手が各自で用意することになっています。
大会によっては運営側が用意してくれる場合もありますが、ほとんどの選手は自分が使い慣れた、自分のトランプを持参してきます。
毎年2月に奈良で開催されている記憶力日本選手権ではトランプを用意してくれています。
最低でも5パックは必要
そして私も大会の参加準備をするまで全然知らなかったのですが、トランプは1パックだけじゃダメなんです!
HiRo
まずスピードカードの競技では自分が記憶するカードが1セットと、もう一つ記憶した通りに並び替える“リコール用”のカードが1セット必要になるのです。
記憶用とリコール用(記憶した通りに並び替えるもの)の2パックが必要になるのです。
さらにスピードカードの競技は大抵の場合は2回のトライアルがあります。
1回目用と2回目用のそれぞれ計4パックが必要になるというわけです。
これに加えてランダムカード(Random Cards)と呼ばれる競技もあります。制限時間内に記憶できる分量のトランプを自分で用意しなければいけません。
1パックしか記憶できないと思えば1パックでいいですし、5パックや10パック記憶できるなら、それだけのパック数を自分で持参しなければいけません。
トランプはどんなのを使えばいい?
ではこの競技で使うトランプはどんなものを用意すればいいでしょうか?
トランプに特にこだわりがなければ今あるものや、100均で売っているものでも問題はありません。
しかし「コンマ1秒でも速くなりたい。」「トランプをめくる感覚にもこだわりたい。」
そんな方はトランプにもこだわった方がいいと思います。
おすすめはBICYCLE
私がお勧めするのはコレです!
トランプの王様とも呼ばれる“BICYCLE(バイシクル)”です。
プロのマジシャンやポーカープレーヤーも愛用している方が多いです。
触り心地もいいですし、スムーズにめくりやすいです。
この前メモリースポーツ(記憶力競技)の国際大会に参加してきたのですが、私の隣の席のアメリカ人の女の子もBICYCLEを使っていました。
メモリーアスリート(記憶力競技者)の方でもこれを使っている人がけっこういます。
ただ人それぞれ好みがあると思うので、まずはいろいろ試してみて、気に入ったのを決めてから競技に必要な分量を揃えていけばいいと思います。
あと色が同じだと紛らわしくなるので、記憶用とリコール用は色を分けておくといいでしょう。2色セットで揃えておくのをお勧めします。
トランプは消耗品みたいなものですし、競技に参加する人はたくさんのセットが必要になるので、1ダースまとめて買っておくのもいいですよ。
トランプ記憶を何度もやっているとトランプの傷みもはやくなってきますし。
まとめ
- 記憶力競技のトランプは基本的には自分で用意する
- 最低でも5パックは必要
- おすすめのトランプはBICYCLE
そして「BICYCLEがおすすめだ!」とか言いながら、実は私は使っていません…
とってもおすすめなんですよ!
でも、私はある理由があって違うトランプを使っています。その理由はこちらの記事で詳しく書いてます。