前回は記憶の宮殿を使って英単語を覚える方法を解説しました。
記憶の宮殿を使って英単語を覚える方法を3ステップで詳しく解説
この中で英単語をイメージに変換するというステップがありますが、この「イメージに変換する」というのに苦労される方もいると思います。
そこで今回は英単語をイメージに変換する方法について詳しく書いていきたいと思います。
イメージ変換にも難易度がある
「英単語をイメージに変換する」と一言でいっても、実はこれにも難易度が様々です。
例えば日本語でも「りんご」ならイメージを浮かべやすいと思います。
見たことも食べたこともありますし、あの赤くて丸いりんごの様子がすぐに浮かんでくると思います。

では今度は「遡及的」という単語をイメージにしてみてください。
イメージできましたか?
今回はどんなイメージにしようかと戸惑った人も少なくないと思います。
はっきりとした色や形があるものではありませんし、日常会話でよく使うような単語でもないので、イメージが浮かびにくいのも無理はありません。
身近なものや具体的なものはイメージしやすいですが、馴染みが薄いものや抽象的なものほどイメージに変換するのが難しくなってきます。
英語の品詞でいえば、名詞よりも形容詞・副詞の方が難しくなってきます。
このように「イメージ変換」の中にも難易度の違いがあることをまずは理解しておいてください。
語源の力を借りる
記憶の宮殿を使って英単語を記憶するときにも、イメージに変換するのに苦戦する単語がたくさん登場してくると思います。
そんな時は語源の力を借りましょう!
例えばこんな英単語を覚えたいとします。
retroactive 形容詞:遡及的な、過去に遡って効力を持つ
先ほど日本語でも苦戦した「遡及的」ってやつですね。
この時に、「retoractive =遡及的な」というイメージを作ろとするとなかなか難しいので、そんな時は語源に注目してみるとよいでしょう。
retroactiveの「retro」の語源を調べるとこのように出てきます。
「retro」の語源はラテン語の「後ろへ」「過去へ」を意味する「retro」に由来
日本語でも古いものや懐かしいものを「レトロ」といいますよね。
これでさかのぼる感じの単語なんだなとニュアンスはつかめたと思います。
次に「retroactive」の「act」「ive」の部分の語源を調べるとこのように出てきます。
act の語源はラテン語で「行う」「行動する」「動かす」を意味する agere
iveはラテン語の「-ivus(-tivus)」に由来し、「〜する性質・傾向がある」という意味。ラテン語の形容詞を作る語尾。
英単語にも「act」や「active」という単語がありますし、日本語でも「アクティブ」って使うのでイメージしやすいですよね。
つまりこれで、「retroactive・・・後ろ(過去)へ動かす」というニュアンスをつかむことができましたね。
語源で英単語のニュアンスをつかむ
retroactive 形容詞:遡及的な、過去に遡って効力を持つ
これをそのまま日本語訳の「遡及的な」で覚えようとすると、イメージに変換するのも難しいです。
しかし語源の力を借りて「retroactive・・・後ろ(過去)へ動かす」というニュアンスをつかむことで一気にイメージしやすくなりましたよね。
英単語の日本語訳をそのまま覚えようとするよりも、語源を利用して英単語のニュアンスをつかんだほうが汎用性も高いです。
英単語には複数の日本語の意味が書かれていますが、それらを1つ1つ覚えようとしなくてもニュアンスさえつかんでおけば、それらをカバーすることだってできます。
それに日本語訳ではなく、英語をそのままイメージとして理解しようとすることで、いわゆる「英語脳」の形成にも役立ちます。
日本語訳を覚えるというよりも、語源を使ってニュアンスをつかむことを意識してみましょう。
HiRo
語源を理解するならこの2冊!
語源を毎回調べるのは面倒だなと思うかもしれません。
しかし語源は数は限られていますし、メジャーなものを頭に入れておけば、いちいち調べる必要もなくなってきます。
私のお勧めはこの2冊をやることです。
語源を1つ1つシンプルなイラストで表現してくれているのでとても分かりやすいです。
イメージを描くのが苦手って方も、イラストがあるので自分でイメージを描く必要もありません。
この2冊の内容を頭に入れておけば、もういちいち語源を調べたりする必要もなくなります。
私は記憶の宮殿を使ってこの2冊の内容を頭にインプットしました。
イラストが描かれているので、場所の数が足りる人なら難しくはないと思います。
ただ頑張って覚えようとするよりも、これを眺めながら、語源のニュアンスに少しずつ馴染んでいくくらいでちょうどいいと思います。
この本を丸暗記するよりも、語源のイメージをつかみ、知らない単語でも何となく意味を推測できる力を養うことの方が大事です。
語源に関してはこの2冊で十分なので、あれこれやろうとせずにこの2冊に絞りましょう。
HiRo
まとめ
- イメージ変換にも難易度がある
- 語源の力を借りる
- 語源で英単語のニュアンスをつかむ
- 語源を理解するならこの2冊
抽象的な言葉ほどイメージするのが難しくなってくるので、そのまま日本語訳をイメージに変換するというよりも、語源の力を借りて、英単語の「ニュアンス」をつかむようにしてみましょう。
ニュアンスさえつかめたら、イメージ化もしやすいですし、複数書かれた日本語訳もまとめて理解することが可能になります。
語源に関しては以下の2冊だけでいいので、これをやりこみましょう!
