『英語暗唱のレッスン』をリリース!

『トランプ記憶のレッスン』に続いてまたまたピンポイントでマニアックな内容をリリースします!

そのタイトルは・・・

【英語暗唱のレッスン】メモリーアスリートが教える記憶の宮殿を使って英語をスラスラと暗唱する方法

 

記憶の宮殿を使って英語をスラスラと暗唱できるようになりましょうといった内容です。

 

 

英語暗唱の効果はガチ!英語暗唱で英語の回路ができる

もともとは実験的な意味合いで英語の暗唱を始めました。

トランプ1パック52枚を順番通りに記憶する「トランプ記憶」でも、繰り返し続けているとトランプ記憶の回路みたいなものが出来上がります。

初めのうちはトランプを見ると、「ハートの7だから…、えーっと、ハートの『は』と『なな』の『な』だから…『はな(花)だ!』」といった具合に頭の中で考えながらイメージに変換していました。

   

 

それが次第に考える時間が短くなり、いつしかトランプを見ると瞬時にイメージが浮かぶようになってきました。

いちいち頭で考えなくてもスラスラとトランプをイメージに変換して記憶することができるようになり、「トランプ記憶の回路」みたいなものができたのを実感したのです。

 

楽器でも同じですよね。はじめは楽譜を見ながら一つ一つの指の動きを確認しながら指を動かしていきます。

それが次第に楽譜を見なくても、指の動きを意識しなくてもスラスラと指が動くようになっていきます。それと同じような感覚です。

 

そしてある時思ったのです。

「トランプ記憶でも回路みたいなものが作れるなら、同じようにすれば英語の回路だって作れるんじゃないか?」

HiRo

英語の回路も作ることができるかも!?

 

 

英語でも記憶してしまうくらいまでやりこんだら、自動化されて英語の回路みたいなものができるんじゃないだろうか?そんな実験的な意味合いで英語の暗唱に取り組んでみたのです。

 

そして手始めにドラゴンイングリッシュの100文を記憶し、

続いて金のセンテンスの360文を記憶し、

スラスラと暗唱できるレベルまでやりこんでみました。

 

やりこんだので本もこの通り、色が変わるくらいです。

 

その結果・・・

 

・英文がスムーズに口から出るようになる

・英語の語順のまま理解できるようになる

・英語をイメージとして捉えられるようになる

 

こういった変化が起こり、英語の回路のようなものができていくのを実感することができました。

英語を日本語に訳したりせずに、イメージとして理解する癖もついてきました。

気づけばTOEICも900点をクリアしていました。

 

暗唱の効果は想像以上でした。

英語でも繰り返すことで英語の回路のようなものを作ることができるのを身をもって体験することができたのです。

 

英語暗唱を始めたきっかけや英語の回路についてはこちらに詳しく書いています。

英語の暗唱で英語の回路(英語脳)ができるってお話

 

それに暗唱自体が楽しくなり、暗唱にドハマりしていきました。

日課として2年以上暗唱を続けています。

そんな暗唱の効果、楽しさ、奥深さをもっともっと伝えていきたい。

そんな思いがあり、『英語暗唱のレッスン』をリリースすることにしました。

HiRo

暗唱の効果はガチだよ!

 

 

なぜ英語暗唱に記憶の宮殿を使わないのか?

ただ暗唱についてここで一つ言いたいことがあります!

暗唱のやり方って情報が乏しくないですか?

ネットで調べても「ひたすら音読する」「〇〇回口に出す」「覚えるまでぶつぶつ言い続ける」、そういったわかりきったようなことしか書かれていません。

どれも似たり寄ったりで同じようなことしか書かれていません。

 

「いや、いや、待ってよ!なんで誰も記憶の宮殿を使ってないの?」

そんな突っ込みを入れたくなるぐらい、全然誰も記憶の宮殿については触れていないんですよね。

 

私は暗唱するときにも当たり前のように記憶の宮殿を使って覚えました。

ただひたすら口に出すだけなんて、つまらないし、なんだか修行みたいじゃないですか。

 

それに記憶する量や内容にもよりますが、記憶の宮殿を使わずに本1冊を暗唱するのって私にとっては無理ゲーに近いです。

トランプ記憶をする時に記憶の宮殿を使わずに覚えてくださいって言われるようなものですよ…。

 

英語の暗唱のやり方について書かれた記事はたくさんあっても、記憶の宮殿を使って覚える方法が不思議なことに皆無なんですよね。(2022年11月現在)

そこで・・・

 

ないなら私が書いちゃおう!

そしてせっかくならきちんと詳しいやり方をまとめたものを作りたかった。

これがリリースする理由の一つでもあります。

 

暗唱のやり方については、誰も記憶の宮殿に触れていないので、暗唱業界に(どんな業界?)一石を投じたいと思います。

HiRo

みんなー!記憶の宮殿をご存じない?

 

 

今でこそだいぶ認知されてきた「トランプ記憶」についても、ほんの5年ほど前までは誰も書いていなかったんですよ。

私は海外のメモリーアスリートの方のブログを参考にしてやり方を学んで、それをこのブログで発信することにしたんです。

「トランプ記憶」って言葉もその時に私が勝手につけた名前なんですよね笑

(正式な競技名はスピードカードですし。)

私が発信するようになってしばらくしてから「トランプ記憶」って言葉も徐々に使われ始めました。

それと同じような感じで、記憶の宮殿を使って英語暗唱をする方法は今でこそ皆無ですが、あと数年もすればここからじわじわと広がっていくんじゃないかな、なんて思っていたりもします。

 

前置きが長くなりましたね。

これをリリースする理由がわかってもらえたと思うので、次は特徴を紹介していきます。

 

 

『英語暗唱のレッスン』の6つの特徴

暗唱のやり方を一変する内容

暗唱のやり方をググっても、「ひたすら音読する」「覚えるまでぶつぶつ言い続ける」「〇〇回口に出す」とか、その程度の情報しか出てきません。

でも暗唱ってただぶつぶつ声に出すだけじゃないのです。

記憶の宮殿やイメージを使ったほうが圧倒的に効率がいいです!

 

記憶の宮殿を用意したり、記憶する内容をイメージ化したりと、やることも増えますし、難易度も上がりますが、急がば回れで、結果的にはこちらの方が近道なのです。

ただ残念なことにほとんどの方がこのことに気づいていないのです。

 

トランプ記憶もやり方を知らない人からすれば、まるでマジックのように見えるでしょう。それか相当な記憶力の持ち主のように思えるでしょう。

でもトランプ記憶にもやり方があり、正しいやり方を知れば誰でもできるようになります。

記憶の宮殿やイメージを使うことでトランプ記憶も可能になります。

 

暗唱もこれと同じです。暗唱の正しいやり方を知ることです。

「暗唱=ぶつぶつ音読するだけ」といったイメージを持っている人には、暗唱のイメージがガラリと変わる内容だと思います。

こんな覚え方があったんだと新しい発見があるでしょう。

HiRo

暗唱にも記憶の宮殿を使うといいよ!

 

記憶の宮殿を使える幅が広がる!スピーチの暗唱や本の内容の記憶にも

「英語暗唱」にスポットを当てた内容ですが、それ以外のことにも使えるようになります。

記憶の宮殿を使って英語を暗唱することは難易度も高いです。それなりに難しい内容になっています。

でも英語の文章でも記憶の宮殿を使って記憶することができるようになると、スピーチの内容を暗唱したり、本の内容を記憶したりといったこともできるようになります。

フレーズ・センテンスといった長いもの、情報量が多いものでも記憶の宮殿を使って記憶できるようになるので、記憶の宮殿を使える幅がグッと広がります。

より実用的な場面でも記憶の宮殿を活かしていくことができるのです。

その最初のステップとして英語の暗唱がおすすめです。

記憶の宮殿を英語以外のことに活かしたいという人にも、その登竜門として最適な内容になっています。

HiRo

記憶の宮殿をレベルアップさせよう!

 

イメージ力を高め、英語をイメージとして理解できるように

このレッスンではイメージをフルに活用していきます。

記憶の宮殿という「場所のイメージ」を利用しますし、英語をイメージに変換したり、イメージから英語に復元したりといったこともします。

これ自体がイメージを描くトレーニングにもなり、暗唱を通じて一緒にイメージ力も高めていきます。

英語をイメージとして捉える癖がつき、英語を英語のままイメージとして理解できるようにもなってきます。

HiRo

イメージ力も高まるよ!

 

目指すは「英語の回路」作り

暗唱といえば、何も見ずに言えるようになれば終わりと思っていませんか?

ゴールはもっと先です。もっと高見を目指しましょう。

 

タイトルに「スラスラ」とつくように、スラスラ言えるようにするところまでがこのレッスンの内容です。

頭の中で考えなくても口からあふれ出てくるレベルを目指してください。

スラスラ言えるレベルまでやりこむことで、違った景色が見えてきます。違った感覚を味わうことができます。

「英語の回路」みたいなものができてくるのを実感できると思います。

暗唱できるようになって「俺すげぇぇぇ」みたいな自己満足を得るためじゃなくて、英語の回路を作ること、そして英語力を高めて更なる上のステージに行けること、そこを目指してほしいと思います。

HiRo

暗唱で英語の回路を作ろう!

 

3部構成で分かりやすく

『記憶の宮殿編』『英文記憶編』『スラスラと暗唱編』の3部構成になっています。

『記憶の宮殿編』では英語暗唱にも記憶の宮殿を使う理由やメリット、役割などについて理解を深めてもらう内容になっています。

『英部記憶編』では実際に記憶していく手順を解説しています。記憶の宮殿やイメージを利用した暗唱の仕方を理解してもらう内容になっています。

『スラスラと暗唱編』では英文を思い出す時の手順、スラスラと暗唱できるようにする方法を解説しています。

 

できる限り簡潔に分かりやすいように書くことを心掛けていますので、サクサク読めると思います。

各節ごとに要点を一言でまとめた「ポイント」も入れています。

HiRo

読みやすい内容になってるよ!

 

暗唱を飽きにくく楽しめるように

暗唱って効果が高いのに敬遠されがちなのは、「ただひたすら音読するだけ」とか「100回口に出す」とか地味で退屈でまるで修行みたいな印象がつきまとうからだと思います。

しかしこのレッスンではイメージをふんだんに活用します。

英文をイメージに変換したり、場所のイメージを描いたりと、想像力を働かせもらいます。

こういうとすごく難しいことをするように思うかもしれませんが、やることは「イメージ遊び」みたいなものです。

イマジネーションを働かせて、頭の中のキャンバスに自由に描いていけばいいのです。

イメージを活用することで暗唱を飽きにくく、楽しいものに変えてくれます。

 

私が暗唱を2年以上も続けてきたのも純粋に暗唱が楽しいからです。

イマジネーションを働かせてイメージを作り上げていく段階も楽しいですし、スラスラと口から出るようになっていくのも快感です。

ただ暗唱のやり方を伝えるだけでなく、暗唱をぜひ楽しんでもらいたい、そういった想いも込めた内容になっています。ぜひ一緒に暗唱を楽しみましょう!

HiRo

一緒に暗唱を楽しもう!

 

こんな方へ向けて

・英語がスラスラと暗唱できるようになりたい方

・記憶の宮殿を実用的なことに活かしたい方

・記憶の宮殿を持っているけど、英語への活かし方がいまいちわからない方

・英語学習を楽しみたい全ての人たち

 

対象者のレベル

難易度はやや高めです。

記憶の宮殿をすでに持っている人、もしくは今から作る気がある人を対象にしています。

記憶の宮殿についても基本的なことは理解していることを前提にして書かれた内容になっています。

 

イメージ力もある程度必要になります。

初めからイメージをうまく描ける必要はありませんが、実践しながらイメージ力を鍛えていく必要がありますので、根気よくイメージを描ける方を対象としています。

 

価格は9800円(メールでのフォロー有)

やり遂げるコミット料も含めて

『記憶の宮殿のトリセツ』は初心者にも分かりやすい内容でしたが、こちらはやや難易度が高めで、実践的な内容になっています。

これを読んだだけで満足せずに、実際に行動に移し、やり遂げる気持ちがある人に読んでもらいたいと思います。

そういったコミット料も含めた価格にしています。

 

メールでのフォローも有り

実際にやってみることで、疑問や質問等が出てくると思います。

そういった場合はできる限りメールでフォローさせていただきます。

 

すべてのメールへの返信を保証するものではありませんが、できる限りお答えさせていただきます。

ちなみに『記憶の宮殿のトリセツ』『トランプ記憶のレッスン』の購入者からお寄せいただいたメールに関しましては、2022年11月現在で100%全てにお答えしております。

ただ全て私一人でやっており、一人でできることにも限りがありますので、あえて購入者を抑えるためにもこの価格設定にしています。

 

暗唱への自己投資

暗唱だけでも英語力を伸ばすことができます。

たった1冊でもかまわないので、スラスラと暗唱できるくらいまでやりこめばかなりの力がついてきます。

巷には英語の教材があふれていますが、高い教材を買ったり、たくさんテキストを買い込んだりするくらいなら英語の暗唱に取り組んでみてください。

英会話をやるにしても、まずは英語暗唱に取り組んで、スラスラと言えるフレーズやセンテンスをストックしておけば、英会話で話せることも増えて伸び具合も変わってきます。

自分への投資だと思って英語暗唱に挑戦してみませんか?

 

 

ダウンロードしてすぐ読める

PDFファイルで全77ページ(スマホサイズ185ページ)、文字数にして約48300文字です。

スマホでも読みやすいようにと文字を大きくしたスマホサイズもご用意しています。

ダウンロード販売で以下のURLから購入可能です。

https://memory-palace.booth.pm/items/4353025

決済後にすぐにダウンロードして読めるようになっています。

 

 

『英語暗唱のレッスン』の目次

どういった内容なのか中身が気になると思いますので、目次と1章の1~4,7を以下に載せておきますね。

 

【英語暗唱のレッスン】メモリーアスリートが教える記憶の宮殿を使って英語をスラスラと暗唱する方法

 

『記憶の宮殿編』

第1章 なぜ英語暗唱にも記憶の宮殿を使うのか?記憶の宮殿を使う理由と6つのメリット

1-1 宮殿に並べないとダメ?英語暗唱にも記憶の宮殿を使う理由

1-2 場所のイメージと結びつけることで圧倒的に覚えやすくなる!

1-3 場所のイメージを利用することで思い出すのも楽になる

1-4 英語をイメージとして捉えられるようになる

1-5 イメージを介した瞬間英作文にもなる

1-6 テキストいらずで脳内復習が可能に!宮殿を1周するだけ総復習

1-7 暗唱の方が効率的に英単語を記憶できる。文章で記憶すると実践でも役立つ

 

第2章 英語暗唱における記憶の宮殿の役割

2-1 記憶の宮殿は有益だけど、あくまで補助ツール

2-2 自転車の補助輪みたいなもの。いずれは宮殿を使わなくてもいい

2-3 記憶の宮殿は「記憶の収納ケース」の役割も果たす

2-4 「10日前の晩御飯は何を食べた?」なぜこれに即答できるのか?

 

第3章 英語暗唱に使う記憶の宮殿に関して

3-1 暗唱には使い慣れた記憶の宮殿を使うのがおすすめ

3-2 短期記憶と長期記憶とでは記憶の宮殿の用途が異なる

3-3 記憶の宮殿に残り続けるゴーストは悪者なのか?

3-4 英語暗唱の専用コースを作るのがおすすめ!

3-5 1つの場所に1つのセンテンスが基本

3-6 一続きの場所じゃなくても大丈夫。複数の宮殿を組み合わせてもいい

 

『英文記憶編』

第4章 英語暗唱を始める前の2つの下準備

4-1 暗唱をやり始める前にやってほしい2つのこと

 

第5章 記憶の宮殿を使って英文を覚える具体的な3つの手順

5-1 やることはトランプ記憶とほぼ同じ!3つのステップを踏むだけでいい

5-2 記憶するものが英文に変わっただけ

5-3 音読を通じてイメージと英文を結びつける

 

第6章 英文をイメージに変換する具体的な方法

6-1 英文をどうイメージに変換するの?頭の中で1枚の写真に収める

6-2 コツはPAOシステムのようにSVOを意識すること

6-3 英文を映像化する。ショートムービーを作る

6-4 英語を英語のままイメージとして捉える土台作り

 

第7章 記憶の宮殿に英文のイメージを並べる方法

7-1 場所に並べるのは核となる単語だけでもOK!

7-2 記憶の保管庫にラベルを貼り付けることで単語から全体が引き出せる

7-3 抜き出す単語は3ワードくらいまで。イメージがごちゃごちゃしない程度に

7-4 英文を「記憶の収納ケース」に収めておくことで使い勝手がよくなる

 

第8章 音読しながらイメージと英文とを結びつけていく

8-1 イメージを描きながら音読することでイメージと英文とを結びつける

8-2 脳内チート!英文を記憶しようとしなくても、英文がスラスラと暗唱できる状態に

8-3 英文を音読・記憶するのはここまで来てから

8-4 音読から暗唱へとグラデーションを描くように移行していく

 

『スラスラと暗唱編』

第9章 記憶した英文を思い出すときの手順

9-1 記憶した英文を思い出す時には4つのステップを踏めばいい

9-2 やることはイメージ瞬間英作文!イメージを英文に復元していく

9-3 ラベルとなる単語から文章のイメージを引き出す

9-4 繰り返すことで自動化される。手続き記憶の獲得

 

第10章 スラスラ暗唱できるレベルを目指して

10-1 スピードは後からでいい。まずは記憶の精度を上げていく

10-2 考えながら→考えなくても言える状態に移行する

10-3 細かい部分の記憶は口や体にまかせればいい

10-4 やっぱり基本は耳と口。たくさん聞いてたくさん話す

10-5 手を使って書き出してみる。違った刺激を与えて記憶する

10-6 量をこなすこともやっぱり大事。慣れてきたら1時間でも平気になる

 

第11章 あとは実践あるのみ!

11-1 具体的に何をやればいい?おすすめのテキストを紹介

11-2 どれくらいやればいいの?100日を目安に続けてみよう!

11-3 英文暗唱の実例を挙げながら具体的に解説

 

おわりに 英語暗唱の本当のゴールを目指して

 

 

【第1章】なぜ英語暗唱にも記憶の宮殿を使うのか?記憶の宮殿を使う理由と6つのメリット

1-1 宮殿に並べないとダメ?英語暗唱にも記憶の宮殿を使う理由

英語暗唱にもなぜ記憶の宮殿を使うのでしょうか?

 

「順番通りに覚える必要もないし、わざわざ宮殿を使わなくてもよくない?」

「音読しながら覚えればいいじゃん?」

「宮殿を使うほうがやることも増えるし、面倒だし、時間もかかりそう」

そういった疑問もあると思います。

 

なぜ記憶の宮殿をわざわざ使うのか?

それは記憶の宮殿を使ったほうが圧倒的に覚えやすいから!

 

記憶の宮殿を使うとやることも増えるし、遠回りに思えるかもしれません。

でも一見遠回りに見えるけれど、こっちの方が実は近道なのです。

 

トランプや数字といったものを記憶する際にも記憶の宮殿を使いますが、英語暗唱の時にも同じように記憶の宮殿を使った方が圧倒的に記憶しやすくなります。

それに記憶したものを思い出すときにも、記憶の宮殿を利用した方が思い出しやすくなります。記憶の宮殿という「場所のイメージ」を利用することで記憶を引き出しやすくしてくれるのです。

 

さらには記憶の宮殿を使うことで、英語をイメージとして捉えることができるようになりますし、復習するのも楽になります。

 

このように記憶の宮殿を使うことで様々な恩恵が得られます。

ざっと箇条書きにしてみるとこんな感じです。

・記憶しやすくなる

・思い出しやすくなる

・イメージとして捉えられる

・イメージを介した瞬間英作文にもなる

・復習がしやすくなる

・効率的に英単語を記憶できる

 

このように大きく分けて6つのメリットがあります。

次では一つ一つ詳しく見ていきたいと思います。

 

ポイント:記憶の宮殿を使うことで英文も記憶しやすくなる。メリットが6つもある。

 

 

1-2 場所のイメージと結びつけることで圧倒的に覚えやすくなる!

世界記憶力選手権という記憶力を競うマニアックな世界大会があるのですが、それに出場している選手たち(メモリーアスリートと呼ばれている)、いわゆる記憶の達人と言われている人たちも記憶の宮殿を使っています。

世界記憶力選手権ではランダムに並んだトランプの束や数字の羅列などを記憶するのですが、そういったものを大量に記憶できるのも記憶の宮殿を使っているからです。

数字の羅列を覚えようと思って、呪文のようにぶつぶつ言いながら覚えようとしても、せいぜい20桁くらいが限度だと思います。30桁ならもう途中で心が折れてくると思います。100桁なら、もうやる前から「無理!」って気持ちになるのではないでしょうか。

 

メモリーアスリートたちが100桁の数字を1分以内で記憶するといったことを可能にするのも、記憶の宮殿のお陰なのです。

記憶の宮殿という「場所のイメージ」を利用することで、記憶として残りやすくなるのです。

そしてこれは英語を暗唱する時だって同じです。場所のイメージと結び付けた方が断然覚えやすくなるのです。

 

英語の場合はまだ言語なので、ランダムな数字やトランプみたいに無機質なものではなく、意味を持ったものなので覚えやすいですが、それでも100文、200文・・・とまとまった分量をやろうと思ったら、ただ呪文のように唱えているだけではきつくなってきます。

そこで記憶の宮殿という強力な武器を利用して、もっと効率的に暗唱ができるようになってもらいたいと思います。

記憶の宮殿を使うとなぜ覚えやすくなるのかについては、また2章で詳しく説明しますが、ここでは「記憶の宮殿を使うことで覚えやすくなる」というメリットがあることを頭に入れておいてください。

 

ポイント:記憶の宮殿は記憶の達人も使っている。場所のイメージを使うと覚えやすい

 

  

1-3 場所のイメージを利用することで思い出すのも楽になる

記憶の宮殿を使うことで記憶しやすくなるだけではなく、思い出すのも楽にしてくれます。

記憶の宮殿は記憶を保管しておく「記憶の保管庫」のような働きをしてくれます。記憶の宮殿という「場所のイメージ」と結び付けて記憶することで、場所のイメージを思い描くだけで記憶を引き出せるようにしてくれるのです。

記憶したものをスムーズに引き出せるようにしてくれるのです。

 

覚えたと思っても思い出せないことってありますよね。これって記憶力が悪いのではなくて、記憶したものをうまく引き出せない状態なのです。

頭の中のどこかにはその記憶はあるのですが、その記憶をうまく引っ張り出せないのです。

 

収納に例えるなら、押し入れのどこかには入れたはずなのです。押し入れのどこかには入れたのですが、どこに入れたかが分からなくて取り出すことがうまくできない状態なのです。

記憶の場合もこれとよく似ていて、ただ詰め込むだけではダメなのです。必要な時にさっと取り出せなければ意味がないのです。

それを記憶の宮殿という「記憶の保管庫」に入れておけば、後で引き出すときにも記憶が引き出しやすくなるというわけです。

 

ここでは記憶の宮殿というのは記憶をスムーズに出し入れできるようにしてくれる「記憶の保管庫」みたいなものだということを理解しておいてください。

 

記憶というのは収納とよく似ています。ただ詰め込むだけではダメで、必要な時にすぐに取り出せるようにして収めておかなくてはいけません。どこに何があるのかを分かりやすくすれば、記憶でも収納でも引き出すときにサッと取り出すことができるようになります。

記憶の宮殿というのはそういった記憶の整理収納を上手にしてくれるツールみたいなものです。

 

 

余談になりますが・・・

私は整理収納が好きで整理収納アドバイザー1級の資格を持っていますし、講師としての資格も持っています。

記憶と収納というのは似ている点も多いですし、収納に例えることで理解もしやすくなると思います。整理収納のスキルや考え方が記憶にも活かせる点がありますし、頭の中や記憶の整理収納も大事だと思っています。

今後も収納の例えが出てきますので、どうぞお付き合いください。

 

ポイント:記憶の宮殿は記憶の保管庫の役割。必要な時にすぐに引き出せるようになる

 

 

1-4 英語をイメージとして捉えられるようになる

 

記憶の宮殿を使うには、記憶したいものをイメージに変換する必要があります。

例えばトランプを覚えるときにも、トランプをそのまま覚えるのではなく、イメージに変換して覚えています。

トランプ記憶の詳しいやり方はブログでも紹介しているので、そちらを参考にしてください。

https://memory-kioku.com/cards-3steps/

 

英文を覚える時も同様にイメージに変換する必要があります。

「英語→イメージ」という工程が必要になります。

 

例えば「apple」なら、「りんご」という日本語に訳すのではなく、りんごという赤くて丸い果物のイメージを思い浮かべるようにするのです。

 

「apple」は身近な存在ですし、何度も触れたり食べたりしたこともあると思うので、イメージにも変換しやすい単語だと思います。

これが馴染みが薄かったり、漠然としていたり抽象的な単語だったりするとイメージに変換するのにも難易度が上がります。

例えば「government」(政府)、「silence」(沈黙)、「highly」(非常に)ならあなたならどんなイメージを思い浮かべますか?

難しい英単語ではないので、日本語の意味はすぐに答えられると思いますし、意味も理解できていると思います。でもこれをイメージにするとなると戸惑う人もいると思います。

 

さらにはこれが単語からフレーズやセンテンスとなると、より難易度が上がっていきます。

日頃から英語をイメージにする習慣がない人にとっては初めのうちはすごく難しく感じることでしょう。

 

しかし安心してください。これも回数を重ねることで出来るようになっていきます。

今までイメージに変換するということをやってきていなかったので、そういったことに慣れていないだけです。練習することでイメージ化する力がぐんぐんと伸びていきます。

 

具体的なやり方やイメージを描くコツのようなものをこの後たっぷりと紹介していきます。

あなたも英語をイメージとして理解できるようになるので安心してください。

 

イメージ化する力がついてきて、英語をイメージに変換することに慣れてきたら、英語を英語のままイメージとして捉えることができるようにもなってきます。

英語をいちいち日本語に訳したりしなくても、英語をイメージとして英語のまま理解できるようになってくるのです。

 

今まで英語を日本語に訳して理解する癖がついていた人も、英語をイメージとして捉えるのが癖づいていきます。

これが記憶の宮殿を使うメリットの1つです。

 

ポイント:英語をイメージとして捉える。英語をイメージとして英語のまま理解できる

 

 

1-7 暗唱の方が効率的に英単語を記憶できる。文章で記憶すると実践でも役立つ

英単語を記憶するのに記憶の宮殿を使っている人もいると思います。

しかしたくさんの単語を記憶するには、それと同じだけの場所の数が必要になります。

1000個の単語を記憶したければ、1000個の場所の数が必要になります。

(1つの場所に2つや3つの単語を乗せることも可能ではあります)

 

センテンスで記憶すればこれを凝縮することができます。

例えばTOEIC対策として有名な金のセンテンスは、360のセンテンスに約1500の単語が収録されています。

これを単語ベースで記憶するには1500の場所が必要になりますが、センテンスとして記憶すれば1500の単語を記憶するのに必要な場所は360で済むのです。

特に金のセンテンスはTOEICに頻出の単語を360のセンテンスの中に凝縮してくれているので、この360センテンスを記憶するだけで頻出の1500単語を効率よく記憶することができるのです。

 

それに単語だけを覚えるよりも、センテンスで記憶した方が実践でも役に立ちやすいです。

英語ってただ単語だけを覚えればいいってものでもないですよね。会話をするには単語から文章を組み立てなければいけませんし、そこには語順だったり、文法だったりも必要になります。

 

そこでセンテンスで記憶すればその文章をそのまま会話で使うこともできます。さらにはそのセンテンスの型を利用して、単語を入れ替えることで無数のセンテンスを生み出すこともできるのです。

記憶したセンテンスがズバリそのまま使えるシーンはそんなにないかもしれませんが、それを型として利用して単語を入れ替えることで無数のセンテンスが言えるようにもなるのです。

 

  • センテンスの実例

例えば金のセンテンスの220番目にはこんな文章が登場します。

「People are browsing potted plants on display under a canopy.」

 

potted plant(鉢植え)、canopy(天蓋)はTOEICのパート1でよく登場する単語です。

TOEIC対策のテキストなのでこういったTOEIC頻出の単語を効率よく記憶することができますが、この文章を日常生活でそのまま使うといったシーンはほとんどないと思います。

しかしこのセンテンスを記憶していれば、「People are browsing ○○」は言えるようになっているので、「potted plant」の単語を入れ替えれば日常でも使えるシーンがありますよね。「people」を「he」に替えたり、「browsing」を「watching」に替えたりすることもできます。

 

このようにセンテンスで記憶していれば、その型を利用して、無数の表現を言えるようにもなるのです。

センテンスで記憶することで効率的に単語も記憶できますし、実践でも役立ちやすいのです。

 

ポイント:文章で記憶すると実践でも役立つ。単語を入れ替えれば無数の表現ができる

 

 

続きを読んでみたい方はこちらから購入可能です。

https://memory-palace.booth.pm/items/4353025

HiRo

続きも読んでくれると嬉しいな

 

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